プロのテクニック テーブルフォトの上手な撮り方
テーブルフォトは、商品や料理などの小物系が主役となります。
商品であれば、どれだけ良い商品に見せられるか?
料理であれば、いかに美味しそうに見せられるか?
見た人の購買意欲を、食欲をどれだけ湧かせられるか。
撮る人VS見る人の真剣勝負。それが、テーブルフォトです。
悪い例と良い例を見ながら、テーブルフォトのテクニックを紹介いたします。
まずは、商品のテーブルフォトテクニックからです。
こちらは言うまでもなく、テーブルフォトの一番悪い例です。
撮影者の影が入っている。ライトが反射して、被写体がよく分からない。
だいぶマシになりましたが、
これもテーブルフォトでよくありがちな悪い例です。
ただのテーブルにポツンと置かれた缶バッチ。
哀愁すら漂う、寂しい写真です。
ではそんな時、どうするか?
アップに撮るだけでだいぶ印象が変わりました。
これがテーブルフォトでよくある良い例……と言いたい所ですが、
実は悪い例の一つです。
なぜなら、白っぽい缶バッチに、白い紙を合わせてしまっているからです。
つまり、メインである被写体の印象が薄れてしまうのです。
背景を暗い色にする事によって、缶バッチの白さと存在感がアップしています。
いろんな雑貨を散りばめて撮ると、他が良いアクセントになって、
より存在感が強調されます。
次に、料理のテーブルフォトテクニックです。
こちらもよくある、テーブルフォトの悪い例です。
食堂のメニューで、よくこういう写真を見ますが、
こちらもテーブルフォトの悪い例です。
高級感を出そうと構図を変えてみたものの、
光の事を考えずに撮影してしまった為、スープが薄暗くなっています。
残念ながら、とてもではありませんが美味しそうには見えません。
こちらがテーブルフォトの良い例です。
分かりやすく、何がメインの料理かハッキリしていますし、
なによりスープが美味しそうに見えます。
また、状況に合わせて下に布を敷くと、より一層良い写真になります。
テーブルフォトを撮るときには、
何をメインにして撮るのか?
何を紹介したいのか?
どんな演出をすれば、より印象を強められるのか?
これらを意識しながら撮影すると、より良い写真が撮れます。
ご紹介したテーブルフォトテクニックを活用して、
思わず欲しくなるような商品の写真や、見ただけでお腹が鳴りそうな料理の写真を、
是非撮ってみてはいかがでしょうか?
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