プロのテクニック 風景写真の上手な撮り方
風景写真を撮る準備のコツは、なるべく余分な機材は持って行かない事です。
リュックを背負って撮影するので、荷物をコンパクトにまとめてから撮影に挑むとよいでしょう。
よい風景を探し求めて長距離を歩く前提なので、三脚はカーボン製で軽量のもの、レンズやボディも最小限の荷物がよいでしょう。
気温が低いとバッテリーの減りが早くなるので、バッテリーは予備を必ず持っていきます。
「風景写真のレンズ選びと機材」
風景写真ではレンズは基本的に広角レンズを使用するとよいでしょう。
風景をダイナミックに切り取ることができます。
広角レンズを持っていない場合は、標準ズームレンズの広角側でも代用できます。
フルサイズ換算で 14mm〜35mm が使いやすいですね。
できるだけ三脚に固定して撮影します。
ブレを防ぐと同時にアングルや構図を決めやすいというメリットがあります。
急な雨も考えられるので、カメラのレインカバーがあるといいですね。
レインカバーが無い場合は、タオルで巻いてカメラとレンズが濡れないようにします。
「風景写真撮影テクニック」
風景写真にはパンフォーカスというテクニックがよく使われます。
これは近距離、遠距離どちらにもピントを合わせる撮影方法です。
パンフォーカスにする為には、なるべく広角気味のレンズを使用します。
広角レンズは被写界深度が深くファインダー内の全範囲にピントが合いやすいのが特徴です。
絞りは基本 f8〜11 を使用します。
注意として、f22以上など絞りを極端に絞りすぎると、
像が甘くぼんやりする現象(回折現象)が起こります。
「風景写真のフィルター活用法」
保護フィルターなどフィルター類はなるべく外して撮影します。
フィルターはレンズ内部の反射によるフレアーやハレーションの
原因になり写真の仕上がりに影響してくるからです。
保護フィルターはレンズに傷がつかない保護的な役割なので、
より精細な写真を目指すのであれば積極的に保護フィルターを外しましょう。
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