交換レンズ解説 広角レンズ
広角レンズと聞いて、ニュアンス的には何となく分かるものの、
実際どのようなレンズなのか、ハッキリと答えられる人は少ないでしょう。
広角レンズとは字の通り、広い角度を綺麗に撮影する事が出来るレンズの事です。
また、普通のレンズとは違い、被写体との距離が近ければ近いほど、
まるでトリックアートかマンガのような不思議で面白い写真が
撮れるのが特徴的でもあります。
近いものとして「魚眼レンズ」がありますが、
あちらは被写体の中心点をより強調するものであって、
似て非なるものです。
広角レンズは焦点距離が短く、狭い室内や被写体を
より強調したい時に向いています。
例えば、普通のレンズなら5メートル離れないと
被写体の全体像を撮れませんが、
広角レンズなら3メートル以下という
非常に近い距離から撮影する事が出来ます。
こうする事によって、近くの被写体を強調しつつも、
遠くの背景を広く映し出し、その場の臨場感を演出した撮影が出来るのです。
もちろん、このレンズの持ち味はそれだけではありません。
逆に近くには被写体を置かず、遠くの背景だけにピントを合わせると、
まるでその場に居るような立体感を感じ取ることが出来る写真が撮れます。
普通のレンズは見たままを記録する、思い出に残す撮影だとすれば、
広角レンズはその場の臨場感や見た目を変えて記録する、
楽しみながら撮影する事が目的だと言えます。
普通の撮影に飽きてきたら、是非広角レンズを試してみて下さい。
きっと、新しい世界が広がると思います。
オススメの広角レンズは、こちら!
【ニコン AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G】
クセがないので、初めて使う方にオススメです。
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