メーカー解説 ニコン編
Nikonと聞いて、何を扱っている会社なのか、
パッと思い付く人は少ないでしょう。
実は百年近く前からレンズを研究し続けている、
歴史ある会社なのです。
Nikonは、設立当初は一般向けというより、
軍事目的で開発されたものが多く、軍艦の測距機や双眼鏡、
変わった所では狙撃銃の照準器などを生産していました。
また、顕微鏡や天体望遠鏡など、研究者向けにも開発を行っています。
そのせいか、Nikonは教育関係者や研究者には名の知れたメーカーなのですが、
やはり一般的には馴染みの薄い会社でした。
長らくCanonの天下が続いていましたが、大きな変革が起きます。
長年研究してきた成果と、元々あった地力を最大限に生かし、
ついに世界一のシェアを奪う事に成功したのです。
こうしてデジタル一眼レフ業界は、
CanonとNikonという二枚看板で争われる事になりました。
Nikonのデジタル一眼レフカメラの特徴は、
なんといっても圧倒的な画素数の高さにあります。
他社と比べて二割から三割も多く、
少しでも綺麗な写真を撮りたい時は、Nikonを選んだ方が良いでしょう。
特に、風景写真は画素数が高ければ高いほど良いので最適と言えます。
また、色味を自然に、忠実に再現してくれるのも一番優れていると言われています。
Nikon製のカメラは扱いが難しいと言われています。
逆に言えば細かい設定が出来るので、
自分好みの写真を撮ることが出来るプロ好みのカメラと言えます。
ライカと並んで世界中にファンが多いのも、
写真愛好家に好まれる高性能を誇っているからだと言えます。
みんなに自慢出来る写真を撮りたい。
みんなをアッと言わせる写真を撮りたい。
みんなに負けないような綺麗な写真を撮りたい。
そんな願望に、Nikonは応え続けてきました。
それがきっと、長年愛され続けている理由なのでしょう。
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