標準レンズって何?
標準レンズと聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?
「標準は標準じゃないの?」
「最初から付いているレンズの事だろう?」
「一番基本的なレンズの事でしょ?」
答えは、どれも正解なのです。
一口に標準レンズと言っても、お店やメーカー、
その人のさじ加減で意味が違ってくる、
最も基本で、最も定義が難しく、最も曖昧なレンズとも言えます。
お店によっては、標準で付いているのを呼んだり、
キットセットで追加するレンズを呼ぶ場合があるので、
一度店員さんに確認した方が良いでしょう。
特に気を付けなければならないのが、各メーカーが
公称している標準レンズの定義です。
各メーカーによって標準レンズのフォーマットや焦点距離が違うので、
どれも同じだろうと思って買うと、思わぬ失敗をするハメになります。
分かりやすい定義として、広角レンズと望遠レンズの中間、
とイメージして頂ければ間違いはないでしょう。
標準レンズは、広角と望遠の中間と言ったように、
その二つを足して2で割ったような特性があります。
ある程度の広角をカバー出来るし、ある程度の望遠もカバー出来る。
標準レンズは全てにおいて中途半端、と言えば聞こえが悪いですが、
逆に言えば全てをカバー出来るレンズでもあるのです。
最も基本であり、最も応用が利くレンズでもあります。
旅行などに行くとき、レンズ選びに迷ったら、
取りあえず標準をチョイスしておけばハズレはないでしょう。
安定感がある。それが、標準レンズの特徴だといえます。
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