徹底比較 APS-C vs フルサイズ
カメラを選ぶ基準の一つに、「撮像素子の規格」があげられます。
それが、「APS-C」と「フルサイズ」です。
APS-Cとは、撮像素子の大きさが約23ミリ×約15ミリの規格で
作られたモノを指します。
APS-Cは、デジカメ独自の規格であり、安価で、
なおかつコンパクト(レンズを小さく出来る)事が特徴的です。
まさに、デジカメの為に作られた規格といえます。
一方フルサイズとは、撮像素子の大きさが約36ミリ×約24ミリの
規格で作られたモノを指しています。
これは、感光体フィルムと同じ大きさであり、つまりフィルムカメラと
ほぼ同じ環境で撮影出来る事を意味しています。
エントリーモデルや中級機のほとんどがAPS-C規格で作られていますが、
プロ機はフルサイズ規格で作られています。
「デジカメの写真は、フィルムカメラの足下にも及ばない」と
いわれていた由縁は、ここにあります。
APS-Cのように撮像素子が小さいと、その分受けられる光が小さくなり、
実際の写真にも受けた光を引き伸ばしたような形で反映させます。
つまり、フルサイズのように撮像素子が大きければ大きいほど、
受けられる光は大きくなり、実際の写真にもそのままの形で
反映させる事が出来るのです。
では、フルサイズの方が絶対的に優秀なのか?
実のところ、そうではない部分もあります。
APR-Cと比べてピンぼけしやすいと言われています。
つまり、どちらの規格にも一長一短があるワケです。
写真をどう生かしたいか?
それによって、APR-Cの方が良いのか、
フルサイズが良いのか、判断する必要があります。
ピンぼけが嫌いなら、APR-Cを。
ピンぼけを生かしたいなら、フルサイズを。
どちらを選ぶかは、あなた次第です。
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