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2014.04.27 一眼レフ☆風景写真のピントはどこに合わせる?

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。


【ご質問】

遠方の広大な風景を撮る場合は
自然とパンフォーカスになるので
困らないのですが、

建物や近景を撮る場合、ピントをどこに
合わせるかよくわかりません。

デジタル一眼レフ上達講座DVDで、
風景写真のAFはワンショットがよい
とのことでしたが、

例えば手前に木や建物があり
背景とともに撮る場合など。

どこか一番近くのピントが合う位置で
フォーカスロックすればいい
ということでしょうか。


【ご回答】

デジタル一眼レフ上達セミナー 第四弾
「露出・被写界深度」で村田カメラマンが
解説していますが、

ピントが合う範囲(被写界深度)は
レンズの焦点距離、絞り値、ピント位置までの距離
で決まります。

遠方の広大な風景を撮る場合、
広角レンズ+絞り込み+ピント位置遠い
という被写界深度が深くなる条件が揃うので、
ピント合わせに困ることはあまりありません。

しかし近くと遠くの被写体を同時に撮ろうとすると、
どちらか一方しかピントを合わせることができないため
片方がボケてしまいます。

基本は「主題にピントを合わせる」ことです。

例えば、お寺と手前の木を撮る場合、
一般的にはお寺を手段と考えるケースが多いので
お寺にピントを合わせて、手前の木がボケます。

もし木を主題にしたいなら木にピントを合わせます。
その場合、奥のお寺がボケます。

主題を考えてピントを合わせましょう。

それは撮影者の意図です。

心配であれば、それぞれにピントを合わせた写真を
撮っておくといいでしょう。


どうしても両方にピントを合わせたいなら、、

三脚を使用して手ぶれを抑えてから
絞りを絞り込む方法があります。

また、フレーミングに工夫が必要ですが、
広角レンズを使う方法もあります。

すこし上級テクニックとしては、
何もない空間にピント位置を持ってきて、
両方にピントを合わせる方法もあります。

いずれにしても、被写界深度が
レンズの焦点距離、絞り値、ピント位置までの距離
の3つで決まることをしっかりと理解してくださいね。

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