フォトアドバイスの佐藤です。
今回はメールサポートでいただいた ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
一昨年から小型のインコを飼い始め、 今では3羽いる愛鳥の姿を記録しブログにUPしたいと、 それまではiPhoneやコンパクトで撮っていた愛鳥の写真を デジタル一眼レフで撮り始めるようになり、1年と数か月の愛鳥家です。
動き回るインコを追うには、できるだけ小型軽量のカメラを!… という思いで、CANON EOS Kiss X5ダブルズームレンズキット、 50㎜単焦点、40㎜単焦点を買い足し日々愛鳥を追いかけています。
インコの飛行写真を何枚も撮りました。
室内での撮影ゆえ、ストロボを発光させ、ピタッと止まったような 飛行写真は何枚も撮れたのですが、動きが全くなく、 スピード感にあふれる飛行写真とは言い難いものに なってしまって自分が思っているような写真ではないのです。
撮り方は・・・
インコの飛行ルート上?にフォーカスロックで焦点を合わせ、 飛んできたのを撮る!という方法で、ブレるのを防ぐため、 ストロボ発光シャッタースピードは1/200(同調しますよね?)。
すると、バックに当たり前ですが影ができ、 なんとも自然とはかけ離れた写真になっています。
撮影している部屋は窓が多くあり明るいので、できればストロボなしで! と思って何度もいろいろな設定でチャレンジしているのですが、 なかなかブレのない綺麗な写真が撮れません。
シャッタースピード優先 露出・ISO、WBはオート。 測光は評価 AFはワンショット、AFフレームは中央1点
ストロボ発光の場合は、PモードでシャッターSのみ1/200。
を中心にいろいろな設定を試しています。
室内(外に出したら逃げてしまいます)を自由に飛び回る 愛鳥の美しい飛行写真を撮る!
この目標のためのよき設定アドバイスをお願いします。
【ご回答】
ストロボを使ったときに影ができるということは 内蔵ストロボで撮影されていますか?
できれば外付けストロボを使って、 天井や壁などに光を反射するバウンス撮影を 行った方がいいですね。
室内撮りなら以下のストロボがおすすめです。
スピードライト 430EX II
http://amzn.to/1fT1yU0
窓だけの光だとシャッタースピードを稼げないので、 ブレやすい写真になってしまいますね。
ストロボは閃光なので動体を止める力があります。 したがって鳥が飛んでる一瞬の姿を撮影するのなら、 ストロボ撮影が好ましいです。
かといって、ストロボの光を直接当ててしまうと、 ご指摘の通り背景に強い影がある不自然な写真になります。
そこで、 ストロボを天井や壁に反射させるバウンス撮影が有効です。
鳥は自分の上側を飛ぶので、天井バウンスより 壁バウンスが良いように思います。
もしお部屋の壁が白い素材なら壁バウンスを試してください。
バウンスだと、直接当てたときのような嫌な影が無くなり、 柔らかい自然な光でストロボの止める力を利用できます。
この撮り方がおすすめですね。
露出モードはPモード、またはTvでも撮れます。
動きを表現したければ、シャッタースピードを1/60程度にすると ストロボを光らせつつ、窓の光の効果を入れることができます。 鳥の動きはストロボの発光で止めることができます。
中村カメラマンは鳥の雑誌に少し関わっていますが、 ほとんどこのバウンスで撮影しています。
本当はカメラとストロボを離して撮れる、 ワイヤレスTTL撮影が良いですね。
タンスの上など鳥より高い位置にストロボだけ 設置できるので天井バウンスもやりやすいです。
最初はカメラ直つけ+壁バウンスで試してみて、 ワイヤレス撮影にも挑戦してください。
EOS Kiss X5は外付けストロボと組み合わせて、 ワイヤレス撮影ができます。
詳細はカメラの取扱説明書を読んでください。
あと、お使いのレンズについて、 50mm+EOS Kiss X5だと少し長くないですか?
一概に言えませんが、少し引いた画角の40mmも 試してみるとよいでしょう。
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詳細はこのフォトアドバイス通信でお伝えしますので、 見逃さないようにしてくださいね!
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全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る