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2012.02.15 一眼レフ☆白川郷ライトアップ撮影~長時間露光の心得~

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

メールサポートでいただいたご質問の
回答をご紹介します。
 

【ご質問】

白川郷のライトアップを撮影するので、
コツを教えて下さい。
 

 

【ご回答】
 

白川郷のライトアップですね。
今年は雪が多そうですね。
 

まずは夜景なので、しっかりした三脚が必要です。
ケーブルレリーズも必要でしょう。
三脚はセンターのエレベータは使用せずに、
しっかり三本の足で高さを合わせて下さい。
 

そして撮る時は、ミラーアップかライブビューモードなら、
シャッターブレも起きにくいです。
1番の注意点はブラさない事です。
※三脚使用時は手ぶれ補正はOFFにして下さい。
(逆に手ぶれ補正が働き過ぎてブレてしまいます)
 

 

オートホワイトバランス(WBオート)はOFFで、
昼光(晴天)が良いでしょう。
ライトアップの光が雰囲気のある色に写ると思います。
できればRAWでも撮影しておく事をおすすめします。
(WBは劣化無く後で変更可能なので)
 

 

絞りはAPS-C機ならF11前後、フルサイズならF16前後にします。
絞り優先でも撮影できますが、おそらくマイナスの
露出補正になると思います。
 

 

アングルやレンズでも変わりますので、
1枚テスト撮りをして決めて下さい。
 

 

絞り優先オートなら、補正値を段々動かして行き、
違う露出を数枚撮影する、段階露光も良いと思います。
 

マニュアル露出がわかるのであれば、
マニュアル露出の方がテキパキ撮影ができます。
 

シャッター速度は、10秒~30秒くらいの
スローシャッターになると思います。
 

ISOオートはOFFで
三脚があるのでISOは100から400の間の数字が良いです。
(スローシャッターになるのでそのタイミングで決めて下さい)
 

IS0100の方が画質は綺麗ですが、逆にあまり
長時間露光になるとノイズが出てしまいます。
 

ここはISOを200にするか、400に上げるかのサジ加減ではあります。
真ん中のISO200で始めは撮られたら良いのではないでしょうか!
(ISO数字を2倍にするとシャッター速度は1/2の速度になります。)
 

あまり長時間露光ですと、長時間露光ノイズという
ザラザラが出る可能性があります。
 

カメラの設定に長時間露光ノイズ除去という設定項目があります。
ただしこれをONにすると、ノイズ除去に同じ時間がかかってしまい、
次のショットまで待たされます。
 

たとえば、30秒露光だと、撮り終わり次のカットまで
30秒間待たされます。
 

寒い環境ですので、待つのが嫌なら
長時間露光ノイズ除去はOFFにするしかないです。
(シャッターチャンスが減るのでOFFにしてる方は多いようですが・・・)
 

どうしてもノイズが嫌ならばONにして、
撮る、待つ、撮る、待つの繰り返しになります。
 

雪が降っている状況でしたら、スローシャッターにしつつ、
ストロボを光らせてみると雪が丸い玉のように写ります。
これも面白いので、チャレンジのチャンスがあれば試してみて下さい。
 

 

タオル等があれば便利です。
 

車内などから急に寒い場所へカメラを出すと結露しますので、
カメラバック内で調整して下さい。
 

レンズが曇る様でしたら、カイロでレンズを
温めながら撮る事になるかもしれません。
 

逆に寒い場所から暖かい場所でも結露しますので注意が必要です。
寒いので予備のカメラバッテリーもお忘れ無くです。
 

あと足下も自家用車なら長靴があれば重宝します。
公共交通機関利用でしたらハイカットの靴だと良いですね。

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