メールサポートでいただいたご質問を紹介します。
【ご質問】
額に入った書道写真を撮ると
表面の反射が写ってしまいます。
何か良い方法があれば
教えて頂けないでしょうか?
【回答】
書道、絵画など額に入った作品を
写真に収めようとすると、
撮影者など表面の反射が
写り込んでしまいます。
風景写真では反射を抑える
PLフィルターという手段がありますが、
このようなケースでは上手くいきません。
(引用元:Kenko)
ここでは、
デジタル写真ならではの撮影方法として
画像編集を活用しましょう。
撮影機材で必要なのは、
中望遠のレンズと三脚です。
中望遠レンズを使うのは、レンズによる
歪み(湾曲)をできるだけ抑えるためです。
まず、カメラを被写体の正面に設置して
水平を揃えます。
この状態でファインダーを覗くと、
撮影者自身が写り込んでいると思います。
次に、カメラを横に移動して、
表面に写り込まない位置に
カメラを構えます。
この後、照明機材をお持ちであれば、
被写体がよりよく見えるように
ライティングを調整します。
このとき三脚が無いと、
ライティングをしっかりと
決めることが難しくなります。
カメラの内蔵ストロボは
正面から強い光を当てるので、
強い陰影が出るなど
不自然な仕上がりになりがちです。
この場合は使わない方がよいでしょう。
表面の写り込みが無く、
被写体がよりよく見える
ライティングができたら
シャッターを押します。
すると、
被写体を斜めから撮っているので、
できあがった写真は片側に歪んだ
仕上がりになっているはずです。
これを画像編集で調整するのがポイントです。
PhotoshopCCを使った例ですと、
PhotoshopCCで撮影画像を開き、
「フィルター」-「レンズ補正」
を選択します。
レンズ補正ウィンドウが開くので、
「カスタム」-「変形」-「水平方向の遠近補正」
のスライダーを調整して、
正面から撮ったアングルに見えるよう
画像を編集します。
すると、正面から撮ったアングルで
写りこみのない写真に仕上がります。
今回のように、Photoshopなど画像編集ソフトは
ちょっと使えるだけで仕上がりが全然違います。
撮影技術の幅を広げることができるので、
興味があれば導入を検討してみてくださいね。
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