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2016.08.16 暗い場所でシャッターが切れないときの対処法

メールサポートでいただいたご質問を紹介します。

【ご質問】

Nikon D7100 を使っています。

夜の撮影で絞り優先でシャッターが
切れませんでした。

どのようにすればよいのでしょうか?


【回答】

いざシャッターチャンス!

というときに、
シャッターが切れないと
焦ってしまいますよね。


暗いときにシャッターが切れない理由は

「ピントが合わないとシャッターが切れない設定」

になっていて、かつ

「暗いのでオートフォーカスが合いにくい」

ことが挙げられます。


まずカメラの設定を確認しましょう。

※ 以下、Nikon D7100の取扱説明書をベースに
※ 解説しますが、他メーカーでも同様です
http://www.nikon-image.com/support/manual/d_slr/D7100_NT(10)02.pdf

シャッターが切れなかったのは
カスタムメニューのAFモードが
「フォーカス優先」
になっていたからです。

(D7100 説明書 P237)


これは、先ほど述べた
「ピントが合わないとシャッターが切れない設定」
です。

この設定を「レリーズ優先」にしておけば
ピントが合っていなくてもシャッターを切る
ことができます。

ただし、
ピンボケ写真を連発する危険があるので、
ファインダーでピントが合っているか
必ず確認してくださいね。


さらに
暗い場所でもピントを合いやすく
する方法をお伝えします。

オートフォーカスなら測距点を工夫します。

オートフォーカスの測距点は
中央が最も精度が良く、
暗い場所にも強くなっています。

したがって、測距点を中央に固定して
フォーカスロック
(シャッター半押し→画角を決める)
で撮るとピントが合う確率が上がります。

あるいは画面に明るい場所があり
ピントを合わせても問題ない距離であれば
その位置に測距点を合わせてもOKです。

夜景では十分遠方にある明るい電灯などを
狙うとよいでしょう。


あるいは、
オートフォーカスをオフにして、
マニュアルフォーカスで撮ってみましょう。

マニュアルフォーカスでは
カメラ任せではなく、
自分でフォーカスリングを回して
自分の眼で確認しながらピントを合わせます。

(D7100 説明書 P76)


ニコン機の場合、
カメラに付けているレンズが
「AF-S ****」という名前であれば、
カメラ側ではなくレンズ側の
切り替えスイッチを使うと
楽に早く切り替えられます。

レンズにある「A-M」のスイッチです。

img_07_01

昔はファインダーを覗きながら
マニュアルフォーカスのピントを
合わせていました。

しかしオートフォーカス全盛の
最近のカメラでは、ファインダーで
ピントを合わせにくくなっています。

三脚を使用しているなら、
背面液晶のライブビューで
ピントを確認すると便利です。

ライブビューで拡大すると
星のピントでもかなり合わせられます。


また、マニュアルフォーカスに
設定した後の戻し忘れには注意してください。

これで暗闇でもシャッターが切れるはずです。

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