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2016.08.02 ISO感度のISOってどういう意味ですか

メールサポートでいただいたご質問を紹介します。

【ご質問】

素朴な質問ですが、

ISO感度の「ISO」って
どういう意味なのでしょうか?

教えていただけると幸いです。


【回答】

ご存知の通り
デジタルカメラのISO感度は
カメラが光を感じる感度の事です

デジタルカメラはレンズを通った光を
撮像素子という部品で電気信号として
蓄えて絵を作ります。

この蓄えた電気信号を絵にする時の
感度がISO感度です。

ISO感度が高いと、
少しの電気信号で絵を作れますが
出来上がった絵はノイズが多く
品質が悪くなります。

逆にISO感度が低いと
たくさんの電気信号を蓄えないといけませんが
出上がった絵はスッキリと高品質になります。


このように、
ISO感度は写真の良し悪しを左右する
デジタルカメラの大事な設定です。

同じカメラの設定でも、
「絞り」や「シャッタースピード」は
言葉からイメージできますが、
ISO感度ってよくわからないですよね。


さて、ISO感度のISOとは、
International Organization for Standardization
「国際標準化機構」の略称です。


感度と一口に言っても、
共通の基準がないと
モノづくりはできません。

この感度を国際標準化で
キッチリ数値化したものが
ISO感度です。

つまり、ISO感度とは
国際的に基準が決められた
カメラの感度と言えます。


詳細な定義はCIPAの資料にあります。
http://www.cipa.jp/std/documents/j/DC-004_JP.pdf

所定のデジタル基準値を得るための
露光量(lx・s)の逆数で無次元数ですね。



多くのカメラはISO感度100が基準です。

(ISO感度の最低値が200という機種もあります)

前述ですが
ISO感度は低い方が写真の描写力が上がります。
感度を上げるとシャッタースピードを速くできるので
暗い場所での撮影には強くなりますがザラザラ感が増えます。

ISO 400
iso_400

ISO 12800
s_iso_12800
引用元:夜景撮影.com


ISO感度の関係は、
100が基準で
2倍の感度が200
そのまた2倍が400
そのまた2倍が800
1600、3200、6400・・・と続きます。


最近のカメラは感度性能が
目まぐるしく進化しているので
あくまでも目安ですが、

ISO100~400がザラザラ感を気にせず
撮れる数字と考えてください。

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