一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
【ご質問】
私は、北海道札幌市に住む、
デジタル一眼カメラ初心者です。
ご案内のように、当地札幌の冬は、
屋外で気温が0度と言うのは普通で
時によれば、マイナス10度という時もあります。
カメラの仕様書によれば(ソニーα55・α77・α900)
0~40度で使用となっていますが、
これでは、当地で、冬の屋外の撮影は
できないことになります。
カメラを何らかの方法で保温する等、
方法は無いのでしょうか?
厳寒のもとで撮影されてと思われる、
樹氷・丹頂鶴・ホワイトイルミネーションの
写真等を見かけます。
これの写真は、どの様に
撮影されているのでしょうか?
プロ仕様の特別なカメラで撮影されたものなのでしょうか?
ご教示願えれば、幸いです。
【ご回答】
冬の北海道は確かに寒いですよね。
私は東京以北に済んだことが無いので、
おそらく想像もつかない寒さかと思います。。。
ご質問のカメラの動作環境の使用温度範囲
は確かに約0-40℃と表記されていますね。
SONYに限らず、プロ仕様のNikonD3s(0-40℃)や
CanonEOS1D系(0-45℃)も、表記は同じ様な感じです。
でも実際はこれらのカメラで、
氷点下の場所で写真は撮られている訳です。
だしかに電子機器のカメラは寒さには注意が必要です。
だからといって、マイナス1度ですぐダメになる物でもありません。
当然、メーカーは余裕をもって表記しています。
このあたり、プロカメラマンのご意見も聞いてみました。
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-10度の場所でも、普通の状態で撮影できます。
冬の北海道で、丹頂や流氷をノーマル状態で
撮影した事もあります。
今年の元旦は山の中で、氷点下10度の場所で
1時間くらい撮影していました。
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ただし、注意点があります。
最も怖いのは、結露です。
撮影後に寒い場所から室内に入る時は注意です。
急な温度差にならないようにして下さい。
特にレンズは曇るので、内部まで曇ったら大変です。
カメラバックの中で温度に慣らしましょう。
次は電池が消耗が激しくなります。
カメラが大丈夫でも電池の消耗が早いです。
予備バッテッリーがあれば安心です。
すこし時間をかける撮影時は、
タオルで包むなどの対策はした方が良いですね。
便利な道具として、こんな商品もあります。
メーカー エツミ
デジタル プロテクターカバー2
抜群の防寒性と保温性を誇る旭化成せんい(株)保温構造素材
ニューパーライトを採用。防寒、防塵、撥水、音の減少、
特に冬期の撮影に威力を発揮。
カバー内では手袋越しで操作しづらい電子ダイヤルやボタン類を
直接素手で操作できるので、寒冷地での屋外撮影など
即応性が求められるシーンでも威力を発揮します。
とあります。
↓
http://amzn.to/upCAkW
あとカメラでは
PENTAX K-5は、【-10℃耐寒動作保証】をしています。
http://www.pentax.jp/japan/products/k-5/feature_5.html
たしかに、防塵防滴ボディですし、
メーカーが保証しているので安心ですね。
もちろん氷点下が30度とかなら、上記の耐寒カバーなり、
いろいろ対策しなくてはならないと思います。
素手だと、金属のカメラが手にくっついてしまう場合がありえます。
三脚も金属部は注意ですね。
よろしくお願いします。
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