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2011.12.17 一眼レフ☆ 皆既月食の撮影テクニック

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

今回は、メールサポートでいただいた
ご質問の回答をお送りいたします。
 

【ご質問】
 

10日の皆既月食を設定が解らないまま撮ってみました。
星や月は自転があるため難しいですね。
やはり明るいレンズが絶対に必要ですね。
 

 

【ご回答】
 

今回の皆既月食は、
ほぼ真上だったので大変でしたね。
 

満月自体は、予想以上に明るいので、
カメラまかせで撮るとオーバー露出に
なってしまいます。
 

これは、月が明るいのに背景が暗いので、
カメラの露出計が暗いと判断してしまうからです。
 

したがって、月の撮影は
マニュアル露出のほうが撮りやすいですね。
 

ISO400なら1/500でも撮影可能です。
(F8~F11くらい絞れます)
 

満月だけなら暗めのキットの
望遠ズームでも撮影可能です。
 

 

ですが、今回の月食だと
明るいレンズの方が有利です。
 

 

実際に今回の皆既日食を撮影された
知人のプロカメラマンのお話を
紹介します。
 

月食状態の時はSO800まで上げて
1/80 F5.6くらいだったそうです。
(少し雲もかかっていました)
 

月食中は黒い部分は増えますが、
月の明かりが残っているので、
このまま露出はあまり変えずに撮れました。
 

皆既状態の時はISO3200まで上げても
1/2秒だったので、やはり明るい
レンズが有利です。
 

 

今回のようにほぼ真上だと、
明るいレンズは大きく重く長いので、
月の運動にあわせ追いかけるのが、
力仕事で大変ですね。
 

(プロは300mmf2.8に二倍の
テコンバータを装着していました)
 

 

それに合わせて三脚も大きくなるので、
写すのは撮りやすくなりますが、
撮る力仕事は大変ですね(笑)
 

星の撮影は、そこまで望遠でなくても撮れるので、
明るい単焦点があると良いですよ。
 

ありがとうございました。

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