メールサポートでいただいたご質問を紹介します。
【ご質問】
<所有機材>
Nikon D810
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRⅡ
AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
このように、
色々な角度からアングルを狙うと面白そうな
私にとっては「難しい被写体」があります。
何年も前から気になっていた被写体です。
以前から撮影を試みていますが、
思った写真が撮れていません。
ガードレールと舗装路が邪魔なので、
なるべく画角に入らないように撮影しましたが、
無理があるように思えます。
例えば空の空間・お地蔵様の横が気になります。
思い切って道路等を排除して撮影してみました。
どのように切り取ればよいか
御教授頂ければ幸いです。
【回答】
とても神秘的な木ですね。
神様が宿っているような生命力というか
強さと人間のスケールを越えた永い生命に
畏敬の念を抱きます。
まず風景写真の基本は
水平を保つことです。
3枚目の写真は躍動感はありますが
意図的に斜めに撮っているために
不安定さが感じられます。
2枚目は画面下の道路に合わせたと思いますが
背景の山々を見るとわずかに傾いてます。
風景写真は水平を意識して
撮影してください。
3枚目の写真は
この被写体の魅力である
躍動感と生命力が感じられます。
この流れで、
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED(Amazon)
の広角レンズを使って
近づいて撮影してみるとよいでしょう。
低いアングルから木の枝が
画面一杯に躍るように撮ってみると
面白いと思います。
広角レンズで被写体に寄ることで
対象のダイナミックさを表現する
ことができます。
1枚目と2枚目は
広角レンズで枝の広がりを入れようとして
周りの余計なものが写り込んでしまいましたね。
広角レンズは広い面積を写せるので便利ですが、
画面整理に気を払わないと何を撮りたかったのか
わからない写真になりがちです。
広角レンズを使うときには、
特に「何を撮りたいか?」を意識して
画面整理をしてくださいね。
1枚目のように周りの風景を入れる場合、
特に空の面積が大きいときは、
空の表情が決め手です。
1枚目は曇天に撮影していますが、
曇り空は単調になってしまうので
空を大きく入れない方がよいでしょう。
まずは天候を待ちましょう。
面白い形の雲が空に現れたときに、
PLフィルター(Amazon)で青空と白い雲を演出したり、
モノクロで雰囲気を出しても面白いですね。
また、マジックアワー、早朝、夕方など
印象的な光に照らされているタイミングを
狙ってみましょう。
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