一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
【ご質問】
蝶の写真を撮りたいと思っています。
蝶全体をシャープに写せたらと願っていますが、
100mm程度のマクロレンズが良いのか、
300mm程度の単焦点レンズである程度距離を置いて
撮影した方が良いのか迷っています。
【ご回答】
この場合、100mmマクロをおすすめします。
蝶を撮る場合、300mmではまず飛んでる姿は撮れません。
ピントも合わせにくいですし、追いかけるのも
至難の技だと思います。
止まっている姿を気付かれないように遠くから、
とお考えでしょうが、300mmだとかなり離れるので、
途中に邪魔な葉や枝が入ることがあります。
また、上方向から撮りたい時など、
望遠だと被写体からレンズまでの距離が離れるので、
脚立を使って角度をつける必要があるかもしれません。
望遠の単焦点を使って、
動く被写体ではアングルも難しいですね。
以上のように、300mmを使った場合、
離れて撮れるメリットより
デメリットの方が大きいと思います。
一般に昆虫は100mmマクロが撮りやすいです。
適度な距離で、寄れるレンズというのも魅力です。
日中シンクロでストロボを発光させて
シャープに撮る技法もありますね。
まずは内蔵ストロボで試してみましょう。
とある有名な昆虫写真家の場合を紹介します。
彼は蝶を撮る時、むしろ広角レンズで近づいて
撮影することがあります。
もう数センチの距離で撮る場合もあるそうです。
そこまで近づいて逃げないの?
と思いますが、気を殺すコツが有る様です。
撮影者が昆虫の目線で撮る事が大事ですね。
よろしくお願いいたします。
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