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2011.12.06 一眼レフ☆ 夕日の撮影テクニック

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答をご紹介します。
 

【ご質問】
 

ダルマ夕日の季節になり、追っかけしています。
 

モードダイヤル(M)では画面が白くなってしまうので、
あわてて (AV)に切り替えてしまいます。
 

わずか 12~3秒の勝負で あわててしまいます、
何処をどうすればよいでしょうか。
 

写真を添付いたします。
 

お願いいたします。
 

 

【ご回答】
 

ダルマ夕日、美しいですね。
 

今回のアドバイスは夕日全般に
使えるお話しです。
 

 

基本的には(M)マニュアル露出モードの
撮影が望ましいです。
 

ポイントは、シャッタースピードで
露出を調整するテクニックです。
 

 

白く(明るく)写ってしまったのは、
露出の設定ミスですね。
いわゆる、露出オーバーです。
 

マニュアルなので、このまま、シャッター速度を上げれば
(1/250とか1/500に)写真はアンダーになっていきますので、
色がのっていきます。
 

 

マニュアルはすべて自分で決定して撮るモードですので、
少しアンダー気味の設定で撮り始めれば良いでしょう。
 

 

マニュアルモード(M)の場合、
普段は露出補正の設定に使う横棒の表示が
露出計として機能します。
 

このカメラ内蔵の露出計の指標が、
すこしマイナス気味がベストです。
 

これで、ダルマ少し前に1枚試し撮りをします。
モニターで確認して(眩しいでしょうが・・)
よければそのままにします。
 

 

明るければ(白ければ)シャッター速度を上げる
暗ければシャッター速度を下げます。
 

これでまず露出を決定して下さい。
 

 

このまま、撮り続けて、太陽が半分くらいになったら、
写真がアンダーになってくるので、
シャッター速度を遅くします。
 

これがポイントです。
 

 

(M)マニュアルモードなので、すべてご自身の
手と勘で決め撮ることになります。
上手くいけばイメージ通りの明るさで撮る事が出来ます。
 

 

絞り優先での撮影をお話しします。
 

絞り優先モードは、絞りをご自身が決めれば、
カメラがシャッター速度を決めてくれるモードです。
 

お送りいただいた写真は、絞りF11でカメラが自動で
シャッター速度を決めてくれたものです。
 

太陽が明るいので、自動でアンダー露出になり、
色調も濃くなっています。
 

この状態でも上手くいく場合もありますが、
なによりカメラが勝手に露出を決めるので
条件によりダメになる場合もあります。
 

たとえば、向かって左の半島がもう少し画面に写っていたら、
黒い面積が増えるのでカメラの露出判断は
違ったものになっていたはずです。
 

絞り優先はお手軽で便利なのですが、
このようにアングルによりバラツキがでます。
 

それを防ぐのが(M)マニュアルモードですので、
これを理解して覚えると太陽の写真は
撮りやすくなりますよ。
 

 

今回の絞り値(F11)はこれで良いと思います。
(M)マニュアルモードで明るければ
シャッター速度を速くすれば暗くなる。
暗ければシャッター速度を遅くすれば明るくなるです。
 

これをご自身で調整して下さい。
 

ファインダー内蔵の露出計の指標を見れば基準がわかります。
慣れれば、ほんのわずかな明るさ調整も自由自在になりますよ!
 

あとは水平線が曲がっているので注意ですね。
三脚使用が出来ればベストです。
 

ホワイトバランスもAUTOでは無く、昼光にしておきましょう!
 

今後のダルマ夕日も楽しみですね。

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