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2016.03.16 花にしっかりピントを合わせる方法

メールサポートでいただいたご質問を紹介します。

【ご質問】

SONY α7R を使っています。

花のクローズアップの
ピント合わせについて質問します。

花の場合、雄しべの先に
ピントを合わせようとしていますが
上手く合わせることができません。

対象が小さいため、ファインダーでは
ピントがどこに合っているかよく分からない
カメラがどうしても少し動く
花自体も風で揺れる
ことが原因だと思います。

うまく撮れたと思っても、作品を
拡大画像で見ると微妙なブレが入り、
プロの作品のように
どこまでもすっきりということは
ほとんどありません。

手持ちで大きなシャクナゲを撮ってみましたが
ご覧の通りの失敗作ばかりでした。

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なにかよい方法がありましたらお教え下さい。


【回答】

花のクローズアップ撮影で
ピント合わせに苦労されているのですね。

花はわずかなピントの違いで
印象が全く変わってしまうので、

花撮影において、
ピントは最重要ポイント
と言えますね。

ご存知の通り、
・花が風で揺れる
・接写のため被写界深度が非常に浅い
(被写界深度はカメラと被写体との距離が関係します)
・一脚を使っても体が揺れる
といった理由で、花のピント合わせは
難易度が高くなってしまいます。

ではプロカメラマンはどうしているかというと・・

プロといえども、
ピントは百発百中ではなく
何枚も何枚もシャッターを切って
その中からベストな一枚を選んでいます。

したがって、
数回のシャッターで決めようとせずに
何百回でもシャッター切っている
という気持ちで撮ればいいのです。

もちろんやみくもに撮るのではなく、
・風がやむのを辛抱強く待つ
・体全体でカメラを支える
など細心の注意を払ってシャッターを切ることで
ピントの合う確率を上げることができます。


花のピント合わせの基本をおさらいしましょう。

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(過去に実践講座 花撮影を受講された方の作品より)

花はシベを狙うことが基本ですが、
花弁や別の場所でも構いません。

撮影者がどこを狙いたいか?
という意図が大事です。

お使いのカメラは
電子ビューファインダーなので
光学ファインダーに比べて
微妙なピントが見えにくいかもしれません。

花のピント合わせは光学ファインダーと
MFマニュアルフォーカスが適していますが、
背面液晶のタッチシャッターでも
うまく撮れることがあります。

MFマニュアルフォーカスや
背面液晶などを活用して
自分が撮りやすいスタイルを
見つけてみてください。

また、カメラの設定に関しまして。

今回のお写真を拝見しましたが、
シャッタースピードが1/80に
設定されています。

ISO感度が100と余裕があるので
シャッタースピードを
1/250くらいに上げてみましょう。

シャッタースピードを上げることで、
撮影者と被写体が動くブレが低減されます。

このとき、ISO感度は320程度なので
画質は問題ないと思います。

なんといっても花撮影は機材と経験が大事です。

たくさんの花を撮り続ける中で、
「この花はここを狙うとよい」
とか、
「この色の花は露出を明るくすると映える」
といった勘所が養われます。


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花撮影の基本からお伝えします。

・はじめて花撮影に挑戦される方
・自分で撮ってみても上手く撮れない方
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にとって、非常に参考になる講座です。

私にもこんな花写真が撮れた!
とご自身がびっくりすることでしょう。

過去開催で参加された方々が
驚くような花写真を撮られていることから
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