一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
キヤノンから新しいプロ用一眼レフが
発表されましたのでご紹介します。
デジタル一眼レフカメラの最上位モデル“EOS-1D X”を発売
ISO51200の高感度を実現するなど最高性能を追求
↓
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2011-10/pr-1dx.html
-従来2系列だった「EOS-1D」系を統一した新フラッグシップモデル
これまでキヤノンのプロ用一眼レフは、
主にスタジオ撮影用の1Ds(フルサイズ)と
スポーツ報道用の1D(APS-H)の2系統が
ありました。
今回、フルサイズながら連写速度を従来1Ds markIVの
10コマから12コマにスペックアップさせて、
プロ用一眼レフのラインナップ統一を図りました。
-撮像素子に、35mmフルサイズの1,810万画素CMOSセンサーを搭載。
-映像エンジンにDIGIC4の約17倍の処理速度の
「DIGIC5+」を2基搭載した「デュアルDIGIC 5+」を採用。
-常用感度 ISO 51,200を実現。通常時ISO100~51,200。
動画時はISO 100~25,600。
1Ds Mark IIIはフルサイズ2110万画素だったので、
画素数だけ比較するとスペックダウンになります。
しかし撮像エンジンの世代が替わり、
ノイズ除去性能が向上したおかげで
常用ISO感度が51200という途方もない
数字になりました。
ニコンのフラグシップ3Dsの常用ISOが12800なので、
数字だけ比較するとかなり差をつけたことになります。
ISO 51200って、どんな世界なんでしょうか??
-高速連写は、通常で秒12コマ。ISO3,200以上で秒10コマ。
ミラーアップでのJPEG時には秒14コマを実現。
連写速度も従来の10コマから12コマに向上しています。
連写速度だけ見ると、ソニーα77の12コマと変わりませんが、
α77は連写上限が17枚までと大きな制約があります。
α77はトランスルー方式を採用しているので、
連写速度は簡単に上げられますが、連写で得た
膨大なデータを処理するためには距力な
画像処理エンジンが必要です。
1Dxのプロ系はバッファがビジー状態になるまで
いくらでも撮りためられるので、単純に連写速度の
数値だけで比較することはできません。
-AFは位相差検出方式。61点測距。F5.6対応クロスは21点、
F4.0対応クロスは20点。F2.8対応デュアルクロス5点を採用。
F4.0のレンズでは、41点クロスでの撮影が可能に。
AFセンサも新規開発の様子です、キヤノンサイトに
AFセンサの写真が載っていました。
-測光は、10万画素RGBセンサーによる、256分割測光。
-新AEセンサーとの連携により、被写体の顔や色を捕らえてのAF追従も可能。
すでにニコンが先行しているAEセンサを用いた
被写体追尾を導入しています。
-オープンプライス。実売価格は65万円前後。2012年3月下旬発売。
価格はさすがプロ仕様ですね。。。
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