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2016.02.17 屋内でポートレートを撮るときの光の使い方とは

メールサポートでいただいたご質問を紹介します。

【ご質問】

PENTAX K-S1 ダブルズームキット
smc PENTAX-DA L18-55mm F3.5-5.6AL
smc PENTAX-DA L55-300mm F4-5.8AL

を使っています。

デジタル一眼レフを購入して、
約二カ月が経ちます。

昨年末に怪我をしたため、
屋外への撮影にはほとんど
行けていない状態です。

屋内での撮影を少しずつ行っているのですが、
標準装備の内蔵ストロボを使っているせいか、
白とびが起こってしまい、上手に撮れません。

内蔵ストロボで、白とびせずに
撮る方法があれば教えてください。

被写体は子供です。

【回答】

せっかくカメラを購入されたのに、
思うように出かけられないとは
やきもきしてしまいますね。

屋内でお子さんを撮影する場合、
内蔵ストロボを使って撮られる方が
多いのですが、

ご指摘の通り、白とびすることがよくあります。

白とびとは、
カメラの適正露光より大幅に明るい場所があると、
その場所はカメラが記録できる明るさの許容範囲を
超えるために真っ白に写ってしまうことです。

dic0022
(引用:夜景撮影.com)

内蔵ストロボは被写体に対して
真正面から強い光をあてることと、
外つけストロボのように光の量を
自動制御できないので、
白とびが起きやすいですね。

まず、内蔵ストロボを使わない
撮影を試してみましょう。

部屋の撮影だからと言って、
内蔵ストロボを使う必要はありません。

むしろ内蔵ストロボを使うと
室内の雰囲気が上手く出せないことがあります。
内蔵ストロボは緊急用と考えるとよいでしょう。

夜でも部屋の電気を目いっぱいつけて
絞り開放、ISO感度 6400まで上げれば
それなりにブレずに撮ることができます。

ISO感度を上げるのでザラザラ感は出ますが、
白とびした写真よりずっと雰囲気がよくなります。

部屋の照明の影響で、写真がオレンジになったり
するときはホワイトバランスを変えてみてください。

もし昼間に撮影できるのであれば、
ぜひカーテン越しの光を使ってください。

お子さんをカーテンを背にして逆光で撮ります。

そのまま撮ると人物が暗くなるので、
露出補正で顔が明るくなるまでプラス補正します。

すると白い背景に浮かび上がる
素敵な人物写真が撮れます。

愛・・・ ケチーさん

(引用:PHOTODAYS)

逆光の撮影に慣れたら、
カーテンを斜め後ろにして半逆光で撮ってみたり
カーテンを横にしたサイド光で撮ってみたり
いろんな光の演出を試してみてくださいね。

ここで光が写真にどのような変化を与えるか?
が理解できると、写真が本当に面白くなりますよ。

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