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2011.09.30 一眼レフ☆ Nikon 1のAFは努力の賜物!?

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

引き続き、ニコンの新型ミラーレスカメラ
Nikon 1について説明させていただきます。
 

今回は、Nikon 1のオートフォーカス
システムについてお話しします。
 

Nikon 1の特徴として
 

「センサー位相差とコントラストAFのハイブリッドAF」
 

が挙げられます。
 

このセンサー位相差AFという
耳慣れない技術はご存じですか?
 

 

カメラのオートフォーカスには大きく分けて
2つの方式があります。
 

一つは従来の一眼レフで使われていた
オートフォーカス専用のセンサを使う
位相差AFと呼ばれる方式です。
 

ミノルタのα7000で搭載されたこの方式は、
ピンボケ状態から素早くピントを合わせられるので
プロ用カメラで使われている信頼感があります。
 

位相差AFは高速で正確なピント合わせが可能ですが、
メインミラーで反射した光を専用のセンサで検出
するので、ミラーレス機では搭載できないという
デメリットがあります。
 

 

もう一つはビデオカメラやコンパクトデジカメから、
ミラーレス機まで採用されているコントラスト方式です。
撮像素子でボケ具合を調べながら、レンズを少しずつ
動かしてピントを合わせる方法です。
 

ピント合わせに時間はかかりますが、
専用のセンサを必要としないので
コンパクトさを求める一般のカメラに使われます。
 

これまで上記の2つのAFを併用するハイブリッドAFは、
少数ながらコンパクトデジカメで採用されました。
 

 

今回、ニコンが使っているのはタダのハイブリッドAF
ではなく、位相差AFを専用センサを使わずに
撮像素子で行う方法です。
 

 

実は、この方法は富士フイルムが昨年発表した
FinePix F300EXRで実用化されています。
 

Nikon 1はレンズ交換式カメラとして初めて
撮像素子で位相差AFを実用化しました。
 

この撮像素子AFは撮像素子の画素配列に
位相差AF専用の画素を埋め込みます。
 

 

すると、AF専用画素は絵作りを行う
通常の画素と異なり、被写体のピントの
ずれ量を検出する振る舞いをします。
 

文章で書くと簡単ですが、ピントの精度と速度を
実用レベルに高めるのは大変な苦労があったはずです。
 

その結果、ソニーのトランスルー方式を使わなくても
ライブビュー中に高速な位相差AFを使えるように
なりました。
 

撮像素子AFはいいことだらけのように思えますが、
デメリットもあります。
 

それは、AF専用画素は絵作りの信号を出力しないので、
一見点キズに見えることです。
 

写真に点キズがいくつもあると大変ですので、
メーカーは必死に補正して目立たないようにします。
 

補正といっても、ほとんど気になるレベルではありませんが、
そうした懸命の努力の賜物だということを
気にしてもらえればと思います。
 

 

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結構な値段するんですね~。

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