メールサポートでいただいたご質問を紹介します。
【ご質問】
和菓子を黒のデコラ板で撮影しました。
ライティングをどうしたら良いか
分かりませんでしたので、
黒のレフ板で映り込みを抑えて撮影してみました。
埃が写りこんでいますが、
修正を行っていない写真です。
よろしくお願いします。
【回答】
デコラ板とは住友ベークライト(株)の
商品名で室内の建材によく使われる
樹脂またはアルミの板です。
(引用:capricious.info)
テーブルの天板、カウンター、壁面など
見栄えのするところに使われます。
写真撮影では、
高級感のある光沢と、
固いながらも曲がる性質から
物撮りの背景に使われます。
デコラ板を使うときのコツは
積極的に反射を活かすことです。
ただし、元々反射しやすい素材なので、
うっかりすると不要な物が反射して
中途半端なカッコ悪い写真になってしまいます。
そういう意味で、黒いデコラ板を
使ったのはよかったですね。
反射させる光としては、
トレーシングペーパー越しの
ライト(光)が適しています。
(引用:ヨドバシカメラ)
光と反射の効果で、高級感のある
雰囲気がよく出た写真を撮ることができます。
まず、料理(お菓子)の上部にトレペ
(トレーシングペーパー)をひきます。
トレペの配置は斜めでも構いません。
(引用:エクセルで作る飲食店メニュー)
次にトレペの向こう側からストロボで
ライティングします。
そうしてできたトレペ越しの光を
デコラ板に反射させてください。
すると、こういう写真が撮れます。
(撮影:中村カメラマン)
物撮りでは、
反射はやっかいに思われますが、
反射を活かした演出が
できるようになると面白いですね。
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