メールサポートでいただいたご質問を紹介します。
【ご質問】
(引用:cameraama)
先日、満月を撮影したのですが、
うまくピントを合わせることが
できませんでした。
また月の模様が全く映りませんでした。
日の丸構図で画面の真ん中に月を入れて
絞り優先で、f1.8~f22まで試したのですが、
何度試してもうまく撮れません。
月の模様をハッキリ写す方法を教えてください。
【回答】
月は太陽の反射で輝いています。
そのため、月の明るさは
地上の昼間の明るさと
ほとんど変わりません。
しかしカメラで月をのぞくと、
真っ黒な夜空が背景にあるので、
黒い部分が大部分を占めています。
そうすると、カメラは
「これは暗い被写体だ」と判断します。
そのまま何も考えずに撮ると、
ご質問のように露出オーバーの
白い○になってしまいます。
月の露出を正しく合わせるのは
意外と難しいものなのです。
そこで、マニュアル露光で
露出を固定すると楽に撮ることができます。
☆月を撮るおススメ設定です
・ISO感度 100
・絞り f8~f16
・シャッタースピード 1/125~1/250
その日の大気の状態によって変わるので
シャッタースピードを変えながら
露出を調整してみてください。
うまく露出が合えば、
ウサギの模様まで綺麗に撮れますよ。
(引用:cameraama)
ピントの合わせ方に関しまして。
オートフォーカスは夜が苦手ですが、
測距点が月にちゃんと重なっていれば
意外とすんなりピントを合わせてくれます。
ところが、月は意外と早く移動するので、
油断しているとせっかく重ねた測距点から
外れてしまいます。
したがって、オートフォーカスで
ピントを合わせたら、
MF(マニュアルフォーカス)に切り替えて
ピントを固定しておくとよいでしょう。
プロ御用達のパーマセルテープで
ピントリングを固定するのがよいですね。
(Amazon)
また月を撮るなら焦点距離300mm以上の
望遠レンズがおすすめですよ。
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