雨の日の撮影対策とは | 自宅で本格的に写真を学べる！フォトアドバイスの一眼レフ講座 | デジタル一眼レフ上達講座公式Blog -フォトアドバイス-

メールサポートでいただいたご質問を紹介します。

【ご質問】

雨天の撮影について教えてください。

メールサポートの中村カメラマンが
PHOTODAYSに、素晴らしい雨のポートレート作品を
投稿されていました。
※PHOTODAYS とは？

(撮影:中村カメラマン)

キヤノンのEOS 5D MarkIIIを使っていますが
雨の日の撮影はどのようにすればよいか、
また雨対策のグッズの効果を教えてください。


【回答】

◇ カメラの「防塵防滴」とは？

一眼レフはコンパクトカメラと違って、
いわゆる防水機能というものはありません。

本格的な防水機能は、水中撮影で使われる
ハウジングのような機材に頼らないといけません。

一眼レフの場合、「防塵防滴」仕様として
カタログにうたわれています。

最近の機種では
中級～ハイアマチュア～プロ機は
防塵防滴となっていることが多いですが
ご自身のカメラの取扱説明書を
確認してみてください。

ご使用のEOS 5D Mark IIIは
「防塵防滴」仕様です。

キヤノンの公式ページでも解説されています。

また、オリンパスやPENTAXのように
「防塵防滴」に力を入れているメーカーもあります。

交換レンズについては、キヤノンの場合
高級レンズであるLレンズが
「防塵防滴」仕様となっていますね。

で、肝心の「防塵防滴」はどれくらいのものか・・・

中村カメラマンの経験では、
小雨程度ならちょっと濡れても平気です。

ニコン機ですが、
横から雨が当たってけっこう濡れた状況でも、
カメラ動作に問題はありませんでした。

※ 個人の経験談ですので、過信はしないでくださいね。

ただし、レンズ交換には気を付けてください。
交換時にカメラの内部に水が侵入すると大変です。
ズームレンズを使ってレンズ交換の頻度を
少なくするとよいでしょう。


◇ 雨撮影の便利グッズ

雨の中での便利なグッズとして
経験上タオルが１番おすすめです。

タオルをカメラにかけておいて、
「濡れたら拭く」がシンプルで効果的です。

また100均で売っているシャワーキャップも便利です。
かさばらないのでカメラバックに忍ばせておくと良いですね。

(ダーフク.com)

カメラボディにもちょうど良いサイズですし
透明無地なら外部ストロボのレインカバーにもなります。

市販されている防水カバーは
使いにくいものが多いと思います。

シャッター操作やピント操作に加えて、
ファンダーが覗きにくくなってしまいます。

したがって、ファンダーを塞がない
タイプをおすすめします。

中村カメラマンのおすすめはコチラです。

モンベル レインカバー

雨の中、移動時の「みてくれ」は良いと思います。
でも利便性はタオルの方が上ですね（笑）

カメラを完全に水に浸けてしまう、
または台風クラスの暴風雨で写真を撮る場合、
操作やファンダーの事は言ってられないので
これで防水にすることができます。

ディカパック デジタル一眼 防水ケース

かなり使いにくくなりますが・・・


◇ カメラが濡れた後の手入れ

ボディはタオルで拭く
レンズ外部もタオルで大丈夫です。

レンズガラス部は、通常のお手入れと同様に
専用のペーパーや布で拭きましょう。

海水に濡らしてしまった場合は
石鹸水を薄めた水を用意して
タオルを濡らして硬く絞ります。

そのタオルでボディとレンズの外側を
拭いて海水の塩分をしっかり落としましょう。

拭き終わったら防湿庫へ入れればOKです

濡れたストラップは外しておきましょう。
ストラップが濡れていると防湿庫の湿度が
なかなか下がりません。
濡れたストラップは外した方が早く乾きます。

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