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2011.08.12 一眼レフ☆ 花火写真を上手に撮るテクニック

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

今回はメールサポートでいただいたご質問の
回答を紹介します。
 

【ご質問】
 

こんど近所の花火大会を撮影するのですが、
花火を撮るコツを教えてください。
 

 

【ご回答】
 

今年は震災の影響で全国的に花火大会が
中止 or 縮小されているようですね。
 

貴重な機会を大事にするために、
花火撮影のコツをお話しします。
 

花火を撮影するポイントは、
 

・三脚
・スローシャッター
・構図
 

の3つです。
 

 

花火は通常の風景撮影とは違って、
一瞬の輝線を撮る行為です。
 

したがって、普段の撮影でやっている
ピントと露出を合わせる作業が
必要なくなります。
 

例えば、ピントは無限遠に合わせるか、
打ち上げ台あたりに一度ピントを合わせて、
あとはマニュアルフォーカスにして
ピントリングを動かさないようにします。
 

撮影の間、ピントは固定で構いません。
 

 

また、真っ黒な背景に光が流れる様子を
撮影するので、露出を合わせることができません。
 

そこで、カメラの設定を以下のようにしましょう。
 

撮影モード バルブ
ISO感度 100
絞り値 F8~11
シャッタースピード バルブまたは数秒
 

 

スロースピード前提なので、ノイズが少ない
低ISO感度を使います。
 

絞り値はパンフォーカス(全体にピントがあう)
程度に絞っておけば十分です。
 

一番大事なのがシャッタースピードです。
 

花火の光を輝線として表現するには
秒単位でシャッターを開ける必要があります。
 

だから、三脚が必須なのです。
 

花火が打ち上がったらシャッターボタンを押し、
花火が開き終わったところでシャッターが降りる
のが狙うタイミングです。
 

複数の花火が重なって打ち上がると、
花火が白くつぶれてしまうことがあるので、
最初は単発で練習して間隔を掴むとよいでしょう。
 

バルブをおすすめする理由は、
自分でシャッターを開くタイミングを
コントロールできることです。
 

バルブ機能が無いカメラでは、黒い布などで
レンズを遮って代用することができます。
 

 

最後に、花火も構図が大事です。
 

花火撮影はつい構図がおろそかになってしまうのですが、
構図の決め方で花火の表情は全く異なります。
 

単発花火は縦長になるので、縦構図の方が
収まりが良いでしょう。
 

慣れてくると、横並びで複数の花火を入れたり、
周りの風景をいれると表現が広がってきます。
 

いずれにしても、3分割構図などの構図の基本は
変わらないので、構図はキチンと抑えておきたいですね。
 

 

【参考サイト】
ライブビュー時代の撮り方講座:花火を撮る
 

かなりの文章量と花火写真で
花火撮影を解説しています。

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20110810_463967.html
 

【参考書籍】
 

花火という題材で、様々な表現や
独自の正解を示している写真集です。
 

The HANABI―幻想の世界へ 米田 孝治

http://amzn.to/pwzDbY
 

「花火」 川内倫子

http://amzn.to/nW4bZX

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