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2015.12.07 氷点下の撮影における防寒対策とは

メールサポートでいただいたご質問を紹介します。

【ご質問】

来年1月に帯広ばんえい競馬の
朝の調教風景の写真撮影を計画しています。

心に残る一枚で コンパスさん
(心に残る一枚で コンパスさん)

帯広の1月の最低気温の平均は-13.7℃だそうです。

日の出が7時頃なので、1日の最低気温下での
撮影になるのだろうと思います。

そこで、撮影にどのような防寒対策が必要か、
具体的にご教授ください。

また低温ではバッテリーの持ちも悪くなる
ことは実感しています。

朝の調教の撮影時間は6時半から約1時間です。

フルに充電したバッテリー2個あれば十分でしょうか。

撮影にはNikonD800 28-300mm f/3.5-5.6G
を使用する予定です。


【回答】

まずカメラはどれくらいの寒さでも動作するか?

これはカメラの仕様で動作環境の
使用温度という欄に記載されています。

取扱説明書をお読みいただくか、
お持ちのD800ならこちらのサイトで確認できます。

これを見ると使用温度0~40℃と書かれています。

ただし、-13℃では全く使えないということではなく
あくまでもメーカーが保証している作動環境です。

マイナス気温ですぐ壊れるわけではないので
安心してください。


ニコン機は冒険家の方など
極地で使用されているカメラが多くあります。

メールサポートの中村カメラマンも、
-20~30℃の状況で、
カメラは裸のままで問題なく撮影できた

経験が何度もあります。

したがって、実際の動作は問題ないと思われます。

1番の懸念点はレンズの結露です。

レンズ結露
(引用:結露防止ヒーター)

気温の急激な変化にはくれぐれも注意してください。

バックに入れて気温に十分慣らしてから
使用しないとすぐに結露してしまいます。

帰路の車の車内も注意です。
使用する前後は必ずカメラバックに
しまってください。

カメラバック
(引用:Amazon)

バッテリーに関しまして、
ご承知の通り予備バッテリーは必須です。

バッテリー部を温めることもできますが、
使い捨てカイロはすぐに使い物にならなくなるので
何か独自の工夫が必要です。

予備バッテリーの個数は、
当然ながら多いほうが安心です。

2個あれば大丈夫とは思いますが、
できれば持ちの良い新品があると
安心できると思います。

また電池式のリモコンレリーズを使用される場合、
こちらも寒さに弱いので、予備の電池をお忘れなく。

D800は防塵防滴仕様なので
カメラのボディに関しては安心できるでしょう。

くれぐれも、レンズの結露だけ注意してください。
「気温に慣らしてから使用する」
を忘れないでくださいね。

タオルを用意しておくと便利だと思います。

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