メールサポートでいただいたご質問を紹介します。
【ご質問】
今月末に紅葉のライトアップ写真を
撮りに出かけたいと思っております。
(華やかな光景 たあやんさん)
ところが、
予定している場所は混雑防止のため
三脚及び一脚の使用を禁止しています。
この様な場合、ブレずにきれいな
ライトアップされた紅葉を撮るには
ISO感度を上げる方法が考えられますが
他に何か良い方法があるでしょうか。
是非、アドバイスをお願いいたします。
ちなみに使用カメラはEOS 5D MarkIIIです。
【回答】
ご指摘の通り、
ライトアップされているとはいえ
夜間の撮影ですので
手ぶれが一番心配されますね。
対策の基本はとにかく
シャッタースピードを確保することです。
(引用:めがねを磨く)
目指すシャッタースピードは
「レンズの焦点距離分の1」です。
最初に思いつくのはISO感度を上げることですね。
お持ちのEOS 5D MarkIIIはフルサイズで高感度に
かなり強いので有利だと思います。
またRAWで保存しておけば、
RAW現像のノイズリダクションで
かなりノイズを減らすことができます。
一方でRAW現像であまりノイズを減らしすぎると
のっぺりした絵になるので、
風景写真が台無しになってしまいます。
撮影前にご自宅でテストして、
「ここまでISO感度を上げても大丈夫」
という基準をご自身の中に作っておいてください。
またライトアップはホワイトバランスの設定に
迷うと思いますので、RAWで保存しておけば
後で変更できるので安心ですね。
もしレンズに手ぶれ補正が付いていれば
目指すシャッタースピードは大幅に緩和できます。
(引用:デジカメ比較レビュー)
例えば、
焦点距離35mmのレンズに3段分の
手ぶれ補正が付いていれば、
シャッタースピードを1/30→1/4まで
落とせる可能性があります。
もちろん、あくまでも目安なので、
手ぶれ補正を過信しちゃダメですよ。
他の方法として、
使用するレンズを選ぶことが考えられます。
標準ズームレンズを使用する場合、
望遠側を使うと手ぶれの影響が出やすくなります。
あえて広角側で構図を作ることで、
「レンズの焦点距離分の1」という
シャッタースピードの条件が楽になります。
もし開放F値の明るい標準単焦点レンズをお持ちなら
f1.4やf1.8で撮ることができるで、かなり有利ですね。
標準レンズの画角で風景写真を撮るのは
構図を工夫しないとありきたりな絵になりがちです。
暗闇をバックにライトに照らされた部分を切り取るなど、
他の人とはちょっと違った視点で被写体を探してみると
よいでしょう。
最後にカメラを構えるフォームです。
レンズの下に左手を添えてしっかり支える、
脇を締めて体全体でカメラを固定する、
壁に寄りかかったり肘をつける
というふうに、自分が三脚になった気持ちで
慎重にシャッターを切りましょう。
(引用:Canon Q&A)
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