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2011.07.29 一眼レフ☆ レタッチ前提なら適当撮影でもよい?

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

メールサポートのご質問&回答をご紹介します。
 

【ご質問】
 

シャッターチャンスを優先した撮影を行っていますが、
レタッチを前提とした撮り方は良いのでしょうか?
 

RAW形式で撮影しているので、WBは常にオート、
露出はもちろん一度は試写して、調整はしていますが、
撮影後のレタッチで後調整が効いてしまいます。
 

また構図についても、トリミングで
多少の修正は可能が可能です。
 

【ご回答】
 

Raw現像処理は一枚一枚手間がかかる分、
ホワイトバランス等のパラメーターを
撮影後に調整できる利便性があります。
 

また、Raw形式の階調は12~14bitですので、
一般的な保存形式のjpg(8bit)に比べて
豊かな中間色を表現することができます。
 

Raw処理の功罪について、
私はRawでのレタッチは肯定しています。
 

ただし、
「カメラの操作を一通りマスターして、
レタッチ無しでも思った写真が撮れる方」
に限らせていただきます。
 

以下で理由を述べます。
 

何度かお伝えしていますが、
写真の善し悪しは、
 

「何を伝えたいか」
 

にフォーカスすることが
大事だと考えています。
 

撮影時には、構図、絞り、ISO感度、ホワイトバランスなど
非常に多くのことを気にしないといけません。
 

最初は一つ一つの設定に戸惑い、
失敗を繰り返してしまうと思います。
 

しかし場数を踏むことで、
「ここでは、露出はこれくらいだな・・」
「少しホワイトバランスを変えてみるか・・」
というふうに、素早く適切な設定を
自分で選択することができるようになります。
 

レタッチはあくまでも、
「良い写真をさらに良くする」行為です
 

「駄目な写真を良くする」行為ではありません。
 

露出を完全に外して、白く飛んだ写真を
救済することはできませんし、
まして背景のボケを強調することもできません。
(最近はできるようになっていますが・・・)
 

あくまでも、露出、シャッタースピード、絞り等の
基本設定がキチンと行われていること、
 

その上で、色味をイメージ通りに近づける作業が
レタッチだと考えています。
 

○○さんのように、シャッターチャンスを優先する場合、
ホワイトバランスや構図の微調整をレタッチに回した方が、
よいでしょう。
 

撮影時に全神経をシャッターチャンスに集中できます。
 

もちろん、構図やホワイトバランスをおざなりにするのではなく、
「ある程度意識は払うけど、そこまで追い込まない」くらいの
意識でよいと考えています。
 

ありがとうございました。
 

【参考書籍】
 

レタッチした写真を美しくプリントするために、
わかりやすい参考書籍を見つけました。
 

新フォトグラファーのためのプリンター使いこなし術

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鑑賞の照明の選び方、用紙の違い、
カラーマッチングの方法などを
具体例を示しながら解説しています。
 

プリントに特化した書籍で最もわかりやすいと思います。

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