一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
今回は、新機種発表のお話です。
ついに、老舗のペンタックスが
ミラーレス市場に参入しました。
↓
世界最小、最軽量 「Pentax Q」
http://www.pentax.jp/japan/products/q/
ここ1ヶ月で、
ソニー → パナソニック → ペンタックスの順に
「最小、最軽量」がめまぐるしく移っています。
そんなことありませんが、まるで事前に
打ち合わせをしていたみたいですね。
Pentax Qの特徴は、なんといっても
「コンパクトなレンズ交換式カメラ」です。
これまでパナソニックやソニーから
コンパクトさを売りにしたミラーレス機が
発売されています。
ここまでコンパクトにできた理由は、
撮像素子に1/2.3型というコンパクトデジカメで
よく使われる撮像素子を採用したことです。
撮像素子のサイズが小さいと、レンズを含めた
光学系をコンパクトに設計できます。
その結果、ボディサイズを小さくできるので、
とにかく小さいカメラを設計したい場合には有利です。
一方で、撮像素子が小さいということは、
画素数を増やしたり、高感度化するときに
不利になります。
いわば、
「レンズ交換できるコンパクトデジカメ」
という見方もできますね。
写真はレンズで決まるとはいえ、
一眼レフでよく使われるAPS-Cに比べて、
1/2.3型は明らかに画質が劣ります。
交換レンズの素性がどんなものかわからないので、
トータルの性能は実写画像で判断するしかありませんが、
「一眼レフ=高画質」という期待を持っていると、
思わぬ肩すかしをくらうかもしれません。
クラシカルで飽きのこない外観
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110623_455177.html
比較的低価格なレンズラインナップ
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110623_455172.html
また、ペンタックスが発表したコンセプトから推測すると
「画質はともかく、コンパクトで本格的”風”なカメラを持ち歩きたい」
というユーザーをターゲットにしています。
外観とターゲットユーザーの嗜好がオリンパスPenと
非常に似ているので、Penがこれからどう闘うかが
楽しみですね。
また次回、Pentax Qの話題をお送りします。
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