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2011.06.21 一眼レフ☆ 蛍の撮影方法

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

今回はメールサポートのご回答を
紹介します。
 

【ご質問】
 

ブログチェックして参考にしています。
 

今度、蛍を撮りに行こうと思っています。
 

光っている成虫や幻想的な光の軌跡を撮ってみたいです。
 

どうすれば上手く撮れるかよろしくお願いします。
 

 

【ご回答】
 

蛍の撮影方法ですね。
 

蛍の撮影は、非常に暗い場所で、
わずかに光る光の追跡をとらえないといけません。
 

したがって、
長秒露光&三脚の使用が必須です。
 

◇ 準備
 

カメラはシャッタースピードが調整できる一眼レフなら
なんでも構いません。レンズは画角を自由に調整できる
ズームレンズが便利だと思います。
 

撮影モードはマニュアルモードまたはバルブが基本です。
 

◇ 止まっている蛍を撮る
 

止まっている蛍の撮影は、マニュアルモードを使います。
 

絞りを絞り開放付近に設定して、
シャッタースピードを秒単位で調整します。
 

暗すぎる場面ではカメラの自動露出はあてにできないので、
露出をカメラに任せると、適切な明るさになりません。
 

また、露出補正で調整しようとしても、
通常の調整範囲 EV±2 では不足します。
 

写真の仕上がりを確認しながら、シャッタースピードを変えて
イメージに近い明るさになるよう調整してみてください。
 

◇ 飛び交う蛍を撮る
 

飛び交う蛍の光線を撮影する場合、
先ほどと同様にマニュアルモードで
絞りとシャッタースピードを設定します。
 

写真の明るさはもちろん、シャッタースピードを
変えると蛍の光の尾の長さも変わるので、
イメージに近い仕上がりになるように調整します。
 

背景が極端に暗いと、シャッタースピードを変えても
写真の明るさは変わらないことがあります。
その場合、蛍の光線の長さを目安にシャッタースピードを
決めてください。
 

最も美しい軌跡を描けるまでシャッタースピードや
撮影タイミングを変えながら、何度も挑戦する必要が
あるかと思います。
 

シャッタースピードをコントロールする手段として、
バルブ撮影があります。バルブ撮影はシャッター
を押し込んでいる時間でシャッタースピードを決める
撮影方法です。
 

入門機では搭載されていない機種もありますので、
ご注意ください。
 

蛍の軌跡を目で確認しながらシャッタースピードを
決められるので、バルブ撮影の方がやりすいかもしれません。
 

◇ その他
 

シャッターを押す手の振動がカメラに伝わると、
手ぶれの原因になります。
レリーズを用意しておくと安心です。
 

裏技として、明るいときの背景+蛍の軌跡×数十枚を
レタッチ合成する方法もあります。参考までに・・・

http://hajime3776.fc2web.com/hotaru-satueihouhou2006.html
 

暗くて足下の悪い中での撮影です、
くれぐれもご注意くださいね。
 

【参考書籍】
 

蛍の里 ― 西川祐介写真集
西川 祐介
http://amzn.to/mmsv7c
 

蛍―light of a firefly
小原 玲
http://amzn.to/kgg8yf

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