構図の黄金比を決めるコツとは? | 自宅で本格的に写真を学べる!フォトアドバイスの一眼レフ講座 | デジタル一眼レフ上達講座公式Blog -フォトアドバイス-

デジタル一眼レフ無料メール講座
facebooktwitter

デジタル一眼レフ上達講座公式Blog

2015.07.28 構図の黄金比を決めるコツとは?

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

構図の黄金比についてお伺いします。

中村先生の構図DVDを拝見してから
私もファインダーをのぞいた時に
黄金比を意識するようにしています。

フォトアドバイスDVD「構図」
~構図が自然と決まる~
http://photo-store.jp/shopdetail/000000000009/

しかし、
その場になってみると何をどうやったら
黄金比になるのかがピンときません。

まだまだ修行が必要ですが、
添付した2枚は黄金比を
とりいれたつもりの写真です。

先生からの御批評をいただけると幸いです。

写真1 田んぼと民家
http://photo-advice.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/ms_1_b.jpg

写真2 川の流れ
http://photo-advice.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/ms_2_b.jpg

【回答】

三分割構図、対角線構図、黄金比構図の
考え方は基本的に同じです。

三分割構図は画面を均等に三分割していますが、
これを1:1.6にすれば黄金比による三分割構図になります。

また、その構図の中に「流れ」を作るのが
斜めの黄金比=対角線構図ということになります。

注意していただきたいことは、目の前の風景を
これらの構図に当てはめることが目的ではありません。

いかに被写体や主題をよく見せるか?が目的であり
その結果、この構図法になったという撮り方が正しいです。

・写真1 田んぼと民家 に関して

1:1.6の三分割だと、ほぼピッタリですので考え方は良いですね。

写真1 田んぼと民家(分割線を追記)
http://photo-advice.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/ms_1_a1.png

この場合、主題(見せたいもの)が風景全体なのか?
それとも民家なのか?で画面構成が変わります。

撮影の意図が、田園風景のワンポイントとして民家を
配置したのであれば考え方は良いですね。

もしあぜ道を歩けたのなら、
あぜ道を一つ向こうに行って
田んぼを広くいれた三分割のほうが、
田園園風景と民家という写真としては強くなります。

写真1 田んぼと民家(画像編集でイメージを表現)
http://photo-advice.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/ms_1_a2.png

・写真2 川の流れ に関して

この構図だと主題がわかりにくいです。
赤丸のどこか一つに何かアクセントがあるといいですね

写真2 川の流れ(補助点を追記)
http://photo-advice.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/ms_2_a1.png

もし川の流れを主題としたいのであれば、
手前の川の流れを大きく入れたほうがより強調されます

写真2 川の流れ(画像編集でイメージを表現)
http://photo-advice.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/ms_2_a2.png

とはいえ、主題の魅力を表現しているか?
という観点では作品的に足りない部分があります。

こうして何を強調したいかを意識して撮り続けて、
自然に構図が決まるようになるまで撮っていきましょう。

遠景の風景は構図が大事です。
全体のバランスと風景の主題(全景なのか?部分か?)
を考えながら構図をきめていくと良いですね

いいね!して最新記事を受け取る

この記事を友達に教える

全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る

facebook
ページTOPへ