フォトアドバイスの佐藤です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
Canon 5D MarkIIIとEF 24-105mm F4 IS USM
を使っています。
子供が自由に動く自然な姿を撮ろうとしましたが、
ピントが非常に難しいです。
オートフォーカスでフォーカスロックを使っていますが
画面の端にいる場合はピントが合わせられないし
こちらに向かって走ってくると
ピンボケすることがよくあります。
親指AFの方が良いでしょうか?
【回答】
たしかに動き回るお子さんに
ピントを合わせるのは大変ですよね
今お使いのフォーカスロックは
狙ったところに確実にピントを合わせて
その後で構図を決められる便利な方法ですが
動く被写体は難しいですね、
シャッター半押しでアングルを変えている間に
被写体が動くのでピントがずれてしまいます。
動く被写体の撮影はフォーカスロックと逆です
構図をあらかじめ決めてから
撮影対象にピントを合わせる工夫をします
具体的には、サーボAFを使うことと、
(ニコンの場合、コンティニュアスAFといいます)
撮影対象にオートフォーカスの測距点を
合わせ続けることです
具体的な手順をお伝えします
・オートフォーカスモードをサーボAFにします
これで、シャッターを押している間
オートフォーカスの測距点にピントを
合わせ続けることができます。
・測距エリアモードを全自動以外にする
測距エリアモードとは、5D markIIIの場合61点ある
測距点のどれを使うか(どれを使わないか)を
決める設定です。
全自動だと思わぬ背景にピントが合うことがあるので、
自分が狙った位置にピントを合わせるために
1点、領域拡大、ゾーンのどれかを選びます。
最初はゾーンを使ってみて、慣れたら1点を
使ってみるとよいかもしれません。
次に、ファインダー内で使用する
測距点またはゾーンの位置を決めます。
これは画面のどこにお子さんを配置するか?で決めます。
お子さんを配置したい場所に測距点または
ゾーンを合わせます。
最初はわからないと思うので、
人物撮影に向いた縦構図で顔の位置にピントが合うよう
画面の少し両端に設定しておきます。
これで、ファインダーを覗いてシャッターを半押しすると
お子さんの顔付近にピントが合うはずです。
サーボAFでピントが追従するので、
バシャバシャ撮っていきましょう!
ただし
この方法だと、お子さんが移動したり
アングルを変える度に設定画面を開いて
測距点またはゾーンの位置を変更しないといけません。
そこで、背面のボタンを使って、
測距点またはゾーンの位置を変更することができます。
詳しくはお手持ちの取扱説明書をご覧ください。
さらに
親指AFを覚えておくと、
子供のピントを追いかける作業と
シャッターを切る作業を分けられるので
慣れると非常に使いやすくなります。
試してくださいね
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