なぜ滝の写真をスローシャッターで撮るの? | 自宅で本格的に写真を学べる!フォトアドバイスの一眼レフ講座 | デジタル一眼レフ上達講座公式Blog -フォトアドバイス-

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2015.05.23 なぜ滝の写真をスローシャッターで撮るの?

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

 

【ご質問】

滝の写真を撮ったものを見ていますと、
0.4秒とか2秒とか非常に遅いシャッタースピードで
撮っているように思えます。

自分の感覚として、例えば1/80など早いスピードで撮った方が
見た目の印象に近いように感じます。

なぜ滝はこのように、どの写真を見ても
シャッタースピードを遅く撮っているのでしょうか?

 

【回答】

確かに、滝や渓流の写真はスローシャッターで
水の流れを表現した写真を多く見かけますね。

この滝をスローシャッターで撮る方法は
「滝写真の正解の撮り方」ではありません。

昔から写真の教科書や参考書で、
スローシャッターの説明とその比較をするのに
※「シャッター速度を遅くすると流れるよ」という説明
恒例的に作例として滝の写真が使われてきた経緯があります。

したがって、

写真の教科書や参考書を見てきた方々は
これがあたかも正解のように感じるかもしれません。

「滝はスローシャッターで撮らなければいけない」と
無意識に思い込んでいるのかもしれません。

ご指摘のように滝を早いシャッタースピード撮り、
滝の流れを止めて撮る方法でも問題ありません。

早いシャッタースピードと、スローシャッターの
どちらがよいか?は撮影者の判断です。

なめらかな描写で水の流れを表現したほうが、
自分の意図と合っているのであれば、
スローシャッターで撮りましょう。

水しぶきが止まる描写で水の流れを表現したければ、
シャッタースピードを上げて撮りましょう。

写真には「こう撮らなければならない」という決まりはありません。

撮る人が
「何を撮りたいのか?」
「どう撮れば、的確に伝わるのか?」
をじっくり考えることが大事です。

 

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