前回に引き続き、
アジア最大の写真関連展示会CP+に向けて発表された
キヤノン新機種の紹介です。
CP+2015 2/12~15(http://www.cpplus.jp/)
世界最高画素数※1の約5,060万画素CMOSセンサーを搭載
高画素デジタル一眼レフカメラ“EOS 5Ds/EOS 5Ds R”を発売
↓
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2015-02/pr-eos5ds.html
このカメラの特徴は、
なんといっても5060万画素の画素数です。
3年前のCP+では、直前発表された、
ニコン D800 に注目が集まりましたが、
今回もそれに匹敵する注目度になりそうです。
現状、デジタル一眼レフの最高画素は
D810の3635万画素なので、
EOS 5Dsは1.4倍の画素数となります。
画素数が5000万という大台を超えたことは、
デジタルカメラ開発に携わった経験者として
感慨深いものがありますね。
5Dsでは、画面を自動的に切り出す
「クロップ撮影」が使えます。
切り出すといっても、
フルサイズ … 50.6M
1.3倍 … 30.5M
1.6倍 … 19.6M
なので、1.3倍でも過去最高画質級ですね。
ニコンD800/D800Eと同様の発想で
ローパス効果を打ち消した EOS 5DsRが
同時にリリースされます。
ローパスフィルターの効果に関して
過去の記事が参考になります。
D800とD800Eで迷っています
(http://photo-advice.jp/blog/1505.html)
さて、カメラの画素数が増えて解像度が上がると、
レンズにも影響があることをご存じでしょうか?
カメラのデジタル化に伴って、
レンズの設計が大幅に見直されました。
その主な理由は解像度の向上です。
フィルム時代は、フィルム画質で
よしとされてきたレンズの解像度ですが、
デジタルカメラの画素数が飛躍的に向上するにつれて、
レンズ解像度の不足が懸念されるようになりました。
せっかく受け手の撮像素子の解像度が高くても、
レンズを通ってやってくる光の解像度が低ければ
何の意味もないですよね。
この、EOS 5DsRも解像度ポテンシャルの高さから、
組み合わせるレンズに気を付ける必要があります。
いわば、レンズを選ぶカメラですね。
キヤノンの EOS 5DsRページで
推奨レンズが紹介されているのですが・・
http://cweb.canon.jp/eos/lineup/5dsr/feature-reliability.html
・EF11-24mm F4L USM
・EF16-35mm F4L IS USM
・EF24-70mm F2.8L II USM
・EF24-70mm F4L IS USM
・EF70-200mm F2.8L IS II USM
・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
・EF24mm F1.4L II USM
・EF50mm F1.2L USM
・EF85mm F1.2L II USM
うーん。
初級~中級のアマチュアカメラマンには、
「いずれは・・」と夢見るレンズが揃っていますね。
最高画質を手にするには、最高の投資環境が必要みたいです。
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