一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
私がお伝えしている練習法の一つで、
「できるだけ多くシャッターを押してください」
がありました。
今回はもう少し、より役に立つ
練習方法をお伝えします。
これは、とある写真教室の講師の方に
教えてもらった、とっておきの指導方法です。
それは、、
「一つの被写体で500枚撮ってください」
です。
例えば、横浜には赤レンガ倉庫という
有名な観光&撮影スポットがあります。
この赤レンガ倉庫を被写体として、
違う写真を500枚撮ってみてください。
最初の100枚くらいは楽しく撮影できると思います。
ところが、300枚を過ぎてくると
だんだん撮影する対象がなくなってきます。
ここからが本番です。
絞りを変えてボケを変えてみたり、
スローシャッターで動きを与えてみたり、
建物の角をほんの少しフレームに入れてみたり
レンガの壁を接写してテクスチャのように撮ってみたり、
500枚撮りきるというのは
そうとう苦しい経験をすると思います。
しかし、「500枚撮りきらないといけない」
という制限の中では自分でもびっくりするほど
アイデアが出てきます。
また、この練習法は500枚撮影してからが本番です。
人は持っているモノを出しつくすと、
吸収率が驚くほど高くなります。
500枚撮りきってから、
改めて写真集やカメラ誌を読んでみてください。
そこに載っている作品例やテクニックが
面白いように目に飛び込んで
自分の中に吸収されるのを実感できるはずです。
ビジネスでアイデアを出すときに、
ブレインダンプといって思いついたことを
全て書き出す手法があります。
いわば、フォトダンプですね。
もし、ご自身の写真に行き詰まりを
感じているのであれば、ぜひこのフォトダンプを
実践してみてくださいね。
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