フォトアドバイスの佐藤です。
—————————————- 次回のワークショップ —————————————-
商品撮影の山中カメラマンによる 10/26(日)「テーブルフォト」ワークショップ@横浜
小物、料理、商品を撮影されている方 これからテーブルフォトを始めてみようと思っている方
テーブルフォトの基礎をしっかり身に付け、 最短距離で上達できる、濃い内容をお伝えします。
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※ 申し込み締め切り 10/23(水)
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今回はメールサポートでいただいた ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
EOS 6Dを使用しています。
リモートレリーズで花火を露出時間を約5秒で シャッターを切りました。
(1)リモートレリーズをONにしてシャッターを開く (2)5秒後にリモートレリーズをOFFにしてシャッターを切る (3)(2)の処理をしても30秒シャッターが開きぱなしになる
現象としてはレリーズでの露出調整がうまくいかないようです。
レリーズは被写体によって事象が起きたりしなかったりします。 なにが原因かお教えください。
Av絞り優先モード、f16やf20でレリーズで 5秒でシャッターをオフにしましたが露出時間は30秒でした。
他の夜景で確認すると露出時間はレリーズを切った時間とそれほど 乖離がないですが、昨日の夜花火を撮影するとほとんど レリーズの操作と関係なく露出時間は30秒でしたが この30は絞り値と被写体との関係で決まるのですか?
【ご回答】
花火の写真は長時間露光(今回は30秒)で撮る事があります。 むしろ、30秒になった事で綺麗に撮れることがあります。
では、なぜ30秒露光になるのか? ポイントは以下の通りです。
(1)
EOS 6Dの自動露出の最長シャッター速度は30秒
(2)
Av絞り優先モードで撮影している。 かつ絞り込んだf16やf20に設定している
(3)
花火なので黒い夜空が画面の多くを占めている
(1)(2)(3)より
いわゆる暗い場所で絞り込んでいるので、 絞り優先に設定されたカメラは なるべくシャッターを長い時間開いて 光を取り入れようとします。
結果、絞り優先自動露出の最長シャッター速度である 30秒が選択されます。
大事な事は、せっかくレリーズを付けても、 絞り優先モードではレリーズを押した時点で カメラが判断したシャッター速度で撮影されて しまうことです。
今回のケースでは、30秒で撮影されました。
そこで、
レリーズ操作でシャッター速度を調整するには 「B」バルブ撮影モードにする必要があります。 カメラのモードダイヤルで「B」と書かれている箇所です。
バルブモードとは、シャッターを押している時間で シャッタースピードが決まる撮影モードです。
つまり、今回のようなレリーズ操作で シャッタースピードを決めたい時に使用します。
もし入門機などでモードダイヤルに「B」が無い場合、 「M」マニュアル露出にして、シャッタースピードを どんどん遅い方向へ変えていくと、BULBと表示されます。
試してみて下さいね。
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