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2014.09.30 ゴースト写真は失敗写真ですか?

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

西日が山の稜線あたりにかかり、 その光で五重塔の屋根部が浮いて見えたのが 幻想的に思えたので撮ったものです。

http://photo-advice.jp/wp/wp-content/uploads/2014/09/s_IMG_1829.jpg

このような場合、光がゴーストになって写ってしまいます。 このような写真は失敗作ですか?

【ご回答】

これは、その名のとおり ゴーストと呼ばれる現象ですね。

ゴーストと言いますが、もちろん おばけが写った写真ではありません。

他の呼び名として、ハレーション、 フレアもほぼ同じ現象です。

ゴーストが発生する理由は以下の通りです。

レンズの内部は、複数枚のレンズ群で構成されています。

ここに、強い光源が当たると、 内部のガラスレンズに光が反射しあうことで 本来は存在しない光の像が見えてしまいます。

ゴーストを回避する方法として、 保護フィルターやPLフィルターを外すと かなり改善されることがあります。

もしフィルターをつけっぱなしの場合、 まずフィルターを外してみましょう。

また、レンズを交換することで 改善する場合があります。

高価なレンズはたいていゴースト対策が施されています。 特殊なコーティングによって、レンズ内部の反射が 抑えられる設計になっています。 いわゆる、逆光に強いレンズですね。

写真投稿サイトで気になるレンズがあった時に、 逆光のシチュエーションでどのように写っているかを 確認するとよいでしょう。

ゴースト写真は失敗か?に関しまして。

逆光の雰囲気を表現する場合に 故意にゴーストを出す場合がありますので、 一概に失敗とは言えません。

逆光の神々しい雰囲気を伝えたい場合、 画面全体で情景描写をうまく助けていれば、 写真として成功とも言えます。

一方で、 メインの被写体にゴーストがかかってしまうと、 何を伝えたいかがわからなくなってしまう ことがあるので、避けた方がいいですね。

 

 

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