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2010.12.13 一眼レフ☆ AE(測光)とAF(測距)の使いこなし方

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

【ご質問内容】
 

Canon EOS 7Dを使用しています。
電車、車、運動会などを撮るときに
カメラのセッテング(AFや測光モード)がよくわかりません。
 

【回答】
 

まず、測光モードは以下の3種類に分類できます。
評価測光と露出補正でほとんどの被写体に対応できるはずです。
 

◎評価測光
露出をカメラに完全に任せるモードです。
画面を多数に分割して、たとえ太陽など強い光源があっても、
全体を計算して正しい露出を得ようとしてくれます。
最近のカメラは賢くなってきていますので、
このモードで撮影して、意図と少し異なる時は
露出補正で対応するのが基本スタイルです。
 

◎中央重点測光
古くから使われているモードで、古いMF機はほぼすべてがこの方式です。
文字通り、中央の被写体を中心に露出を合わせるモードです。
昔からカメラをされている方は、ある程度結果が予想できますので、
中級者向けということができます。
ポートレートのように構図が決まっている被写体で、
評価測光+露出補正で対応できないくらい明暗の差がある
被写体で使うことがあります。
 

◎スポット測光
被写体の中央の狭い一点を測光して露出を合わせます。
意図した場所だけに露出を合わせられるので、
使いこなせれば最も正確な方式といえます。
一方、撮影の際にどこに露出を合わせるかということを
意識しないといけないので、上級者向けといえます。
 

結論として、評価測光+露出補正を基本スタイルとして、
ポートレートのように構図が決まっている、
またはステージ上のスポットライトを浴びた被写体のように
背景が黒くて評価測光ではよく失敗するときに、
中央重点かスポットで対応すればよいでしょう。
 

AFの設定は、AFロックを使う余裕があるかどうかで
決まります。風景や静物のように時間をかけて撮影できる
ときは、ワンショットAF+測距点を中央1点に固定して
AFロックで撮影するのが最も正確な方法です。
ピント合わせと構図決めが一番やりやすいスタイルです。
 

近づいてくる電車や運動会のように、被写体との距離が
変化するときは、AFサーボ+全測距点が基本になります。
これは全測距点(7Dなら19点)で被写体を常にとらえ続ける
撮影方法です。
 

じっくりとピントを確認する余裕がないときは
この撮影方法で挑むと失敗が少なくなります。
少し余裕がある時は、AIフォーカスでもよいでしょう。
こちらは半押しでピントを合わせた後に被写体が動くと
自動的にサーボへ切り替わるモードです。
 

もし構図が固定されて、たとえば測距点群の右側だけで
ピントを合わせたいときにはゾーンAFで使いたい
測距点を選ぶとよいでしょう。

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