浴衣姿の女性ポートレートの撮り方 | 自宅で本格的に写真を学べる!フォトアドバイスの一眼レフ講座 | デジタル一眼レフ上達講座公式Blog -フォトアドバイス-

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2014.08.18 浴衣姿の女性ポートレートの撮り方

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

浴衣に島田髷の女性を撮影することとなりました。

女性本人も日本髪は初めてで、
撮影する私も和服浴衣は初めてです。

個人的に日本髪体験をする日中13時半頃から
16時くらいの、ほぼ1対1の撮影となります。

美容室付近の神社周辺が撮影地となりますが、
ポージングや小物の扱い等が良くわかりません。

撮影時の注意点やポージングについての
アドバイスをお願いします。

使用機材:EOS 6D
50mm 85mm 100mm 135mm などの単焦点
開放F4の標準・望遠ズームの予定

【ご回答】

ポートレート撮影のポイントは
「シチェーション」と「光の向き」をよく見る事です。

「シチェーション」は神社であれば
浴衣と似合うのでバッチリですね。

「光の向き」は、ポートレートの基本である
逆光気味で撮影するよう心がけましょう。

順光だと顔に影が強く出てしまいます。
逆光なら顔全部が影側になるので影は出ません。

一方で、逆光はそのまま撮ると顔が暗くなる、いわゆる
逆光写真になってしまうなので、露出がキモです。

Av(絞り優先オート)なら露出補正をプラス側に動かして
写真(露出)を明るくして肌が綺麗に写る様に調整します。

状況によりますが+2/3~+2くらいの間と推測されます。

Mマニュアル露光を使えるのなら、
ご自身で調整して顔に露出を合わせて下さい。

本番前に試写を行い、背面モニターで露出の確認をして
肌が綺麗な露出補正をキチンと決めてから撮影を続行してください。
場所を変えたら、試写&露出補正をやり直す事も忘れずに。

あると便利なアイテムとして白いレフ板があります。
白い紙など何でも良いですが、ちゃんとした物があれば便利です。

夏場なので銀ではキツすぎます。
アマゾンやカメラ量販店で広げて80cmくらいの物が使いやすいです。

Amazon参考 ⇒ http://amzn.to/XmgWUS

反射光がまぶしいので、当て過ぎないように注意してください。
カメラとモデルの間の地面に置くだけでも効果ありです。
その際は、画面に入らない様に気を付けてください。

ポージングに関しまして。

着物なので、モデルさんの左(心臓側)が前になる
ハスに構えるのが基本となります。
(浴衣なら、正面や右前もありですね)

また、髪飾りの向きにも(よく見える側=右前の場合もある)よります。
この辺りは臨機応変の要素が強くなりますね。

左足を少し引き、軽く膝を曲げてもらいます。
やや内股も意識してもらい、ハの字になると良いですね。

手を大きく見せないこと。つまり、あまり顔の近くに
手をもってこないポーズが良いです。

そして、小指を下向きに(上向きにしないように(笑))
手を細く見えるように注意します。

胸に手をやる時は、鉛筆を持つ手をしてもらい
小指側がカメラ側にしてもらいます。
反対の手は下げます。(下げて少し広げます)

ただし、あまりポージングをガチガチにすると
表情も固くなるのでここも臨機応変で
動いてもらうのも忘れずにです。

使用レンズは
全身ショットなら50mmが使いやすいでしょう
バストアップなら50mm、85mmが良いですね。

状況によっては、背景をぼかす意図で
100mmや135mmも面白いと思います。
ここは使い分けて下さい。

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