絞り優先なのに開放値が変わる | 写真教室フォトアドバイス

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デジタル一眼レフ上達講座公式Blog

2014.06.28　一眼レフ☆絞り優先なのに開放値が変わる

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

絞り優先で被写界深度を浅くして
ぼかしたいと思い開放側F2.8で固定しますが
ときどきF値が変わります。

これはなぜでしょうか？

【ご回答】

絞り優先は絞り値を固定して
シャッタースピードをカメラに任せる機能です。

固定したはずの絞り値が変わってしまう原因として
次のようなことが考えられます。

1. マクロレンズを使っている場合

マクロ（マイクロ）レンズは
ある一定の距離より被写体に近づくと
撮像素子に当たる光の量が減少します。

「露出倍数」という難しい用語があり
マクロ撮影では以下のように実効的なf値が変わります。

等倍 ⇒ -2 段
1/2倍 ⇒ -1 段
無限遠 ⇒ ±0 段

最近のカメラはそういった難しいことを
考えなくてもちゃんと撮れるので、

マクロ撮影では暗くなることがある
と覚えておけばよいでしょう。

2. ズームレンズを使っている場合

こちらの方が可能性として高いと思います。

ご使用のレンズの開放F値が、
F2.8-4のように焦点距離で変化する場合、

広角側で絞り値を開放のf2.8にした状態で
ズームリングを回して望遠側にすると、
たとえ絞り優先でもf値はf2.8→f4と変化します。

F2.8またはF4通しのズームレンズなら
もちろん変化しません。

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