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2014.05.11 写真のチカラ☆ 今回のテーマは遺影です

フォトアドバイスの佐藤です。

「写真のチカラ」シリーズ

今回のテーマは「遺影」です。

4名の方からお送りいただいた
エピソードをご覧ください。

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遺影について2件のエピソードです。

1.

介護していた義母の写真を撮りました。
家の前の木蓮が見事に咲いたからです。
とても和やかな表情をしていました。

しかし、それが2年後に遺影になるとは
思いもよりませんでした。

「写真を撮ろう」と言ったのは妻です。

本人も気さくにそれに応じました。

翌年も「お義母さん、今年も木蓮が咲いたのでおいでよ」
と言ったのですが、
「今年は行かない」と言うのです。

今になって思うのですが、たぶん、義母も妻も
遺影のつもりで写真を撮ったのだと思います。

最高の表情で写真が撮れていたので、
「今年は行かない」と言い、
もしかしたら、先行き短いことを予知して
いたのかも分かりません、

義母も妻も・・・。

2.

30年ほど昔のことです。
母が突然言いました、「遺影を撮ってきた」と。

縁起でもないと思ったのですが、よく聞いてみると
「地域の婦人会で『遺影を撮っておこう』という話が出て
希望者が写真館で写してもらった」と言うのです。

それから5年ほど経ってから、母は他界しました。
おかげで、どの写真を遺影に使おうかと迷うこともありませんでした。
今でもそれを見る度に思い出します。
何故か母が元気だった頃のことを強烈に思い出すのです。

岡山県在住
水嶋さん

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私の母の遺影は父との二人の旅行の時のものでした。

楽しそうに笑顔で撮られているのを見るたびに
二人の旅行は良い記念になっていたのだなと思いました。

そんな旅行の写真を使ってもらえて母も幸せだと思います。
私達は旅行はしませんが時におり写真を撮っておこうと
決めたきっかけになりました。

愛知県在住
戸田さん

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はじめまして。

いつもご指導ありがとうございます。
私も遺影を撮影しました。

昨年3月に膵臓癌が見つかった父は、
自分の余命が短いことを知り、
私に遺影を作るように頼みました。

父の依頼では、手持ちのスナップから
背景だけを消して遺影を作ることになっていたのですが、
実際にやってみるとうまくいかず、困っていました。

そんなときにフォトアドバイスの「上達講座」DVDを観ました。

私は、このDVDの通りに撮ったらパソコンで加工したものよりも、
もっと自然な父の表情が残せるのではないかと思いました。

そこで父に、遺影を撮らせてほしいと頼みました。

買ったばかりのEoskissX50とEF50mf1.8を使って、
逆光、プラス露出、絞り開放で撮りました。
父と会話をしながら、たくさんシャッターを押しました。

ほとんどがピンぼけや手ぶれ写真ばかりだったのですが、
そのなかに一枚だけ、きちんと写ったものがありました。

それが、今年2月に他界した父の遺影として飾られています。

普段の生活の中では、家族の顔を、
まじまじと見つめることは少ないのかもしれません。

身近な人であればあるほど、そこにいるのが
当たり前になっているからでしょうか。

私は、撮ってみて初めて、

父がこんな顔をしていたのだ

と気づきました。

私たちは遺影を見て、
「こんな人だったな」と思い出すものです。

これからは、この写真が、私の父の記憶を作っていくのでしょう。
それは、これから先、これを見るたびに何度も上書きされ、
やがて「私の父」という物語になっていくのだろうと思います。

三重県在住
杉山さん

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私の印象に残っている写真は
2年半前に他界した主人の遺影です。

実は私も主人もカメラ、写真には興味がなく
新婚旅行の際も持参したカメラのフィルムの
半分も撮らずに放置し、現像にも出さなかった位でした。

それでも、
子供が小さい時は人並みに写真を撮りましたが。
なので、我が家には遺影に相応しい
主人の写真が無くてとても困りました。

しかも、葬儀の関係でゆっくりと探せません、
喪主は色々と打ち合わせ等がありましたので。

知人に相談したら、旅行の際のスナップを
何通りかに拡大して持ってきてくれました。

コンデジで撮った写真で大きく伸ばした方は
少しシャープさにかけていましたが、
主人がこちらをみて笑っている雰囲気がとてもよく、
何しろこの為に遅くまで会社に残り、
写真を加工してくれた気持ちが嬉しく
これを遺影にと業者にお願いしました。

私はこのまま額に入れてOKだったのですが、
翌日、背景などを処理しました。
と持ってきた写真の酷かったこと!

いかにも、手を加えました!と言う写真で
ぼうっとしています。

目だけが目立って、彼の面影すらありません。
えっこれがプロの仕事ですか?
と私でさえもビックリしました。

やんわりと元の写真を遺影に使えませんか?
と聞くと背景は無地にするのが基本みたいでした。
元々画素数などの条件も良くなかったので
しょうがないと諦めました

業者の方には葬儀全般はとても良くして頂き、感謝しています。
だから尚更写真の事が残念でした。

80才を過ぎた義理の両親や自分の親には
それなりの遺影を用意してあげたい

とその時に思いました。

みんなも写真はとっておかないと、と言っていたのに
普段の生活に戻ると忘れてしまいます

最近、仕事場で積極的にお客様の写真を撮らせて頂く
ポジションが出来、お声かけすると
一眼レフカメラを渡される事も多く、
2年以上も何もしていなかった
カメラのある生活を意識し始めました。

使いやすいコンデジでも十分と思いましたが
自分で調べて女性向きのイオスkissを手にしました。

一眼レフカメラに詳しい人も側に居ないのに、
たった一人で新しい事を始めちゃいました

でも、ドキドキ楽しんでいます

先日やっと主人の両親の写真を撮れました
プリントして渡したら凄く喜んでくれました。

今月は義母のお誕生日と母の日、来月は父の日、
また、カメラを持ってお祝いの写真を一杯撮って来ます(^_^)/

あまり、話す気はなかったのですが
佐藤さんのお義母様のお話しを伺ってリアルに思い出しました

ちなみに主人の遺影は葬儀の後は知人が撮ってくれた
写真に代えてしまいました(^_^;)

千葉県在住
鈴木さん

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フォトアドバイスでは、今回のような
「写真のチカラ」のエピソードを募集しています。

– 一枚の写真が人と人をつないだ
– 写真のおかげで励まされた、救われた
– 人の気持ちを豊かにする写真に出会った

など、身の回りで「写真のチカラ」を実感した
エピソードを教えていただけませんか?

・写真を撮る目的を見失った方
・写真を始めて間もない方

に「写真を撮る意義」に気づくきっかけになってほしい。

そういう願いを込めています。

日常の些細なことでかまいません。
簡単な文章でかまいません

ぜひ、「写真のチカラ」に気づいたエピソードをお送りください。

「写真のチカラ」エピソードを記入して送信する

https://pro.form-mailer.jp/fms/ad3dd4c557634

シャッターを押すことで
「人と人のつながり」を創る

それが、一眼レフに出会った
私たちに課せられた使命なのかもしれません。

 

 

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