フォトアドバイスの佐藤です。
今回は、私個人のプライベートなお話しです。
先日、妻の母親が他界しました。
昨年末に入院、大きな手術を受けて
退院の時期が見えてきた矢先でした。
義母は自分のことより、周りの人のために尽くす人で
配慮、心配り、明るい話題、雰囲気作りに
常に気を配っていました
義母は妻を含め4人の子供を育て上げ、
さらに私の4人の子供の出産にすべて立ち会い、
産後も妻の側で支えてくれました。
結婚当初から私のことも
我が子のように可愛がってくれました。
まだ62歳、孫の成長をなにより楽しみにしていました。
葬儀に駆けつけて、祭壇に飾られている
遺影が目に飛び込みました。
昨年、私が撮った写真でした。
自宅のソファで、孫を抱きながら
優しく微笑んでいる表情を
私が収めていました。
窓側のソファなので
「逆光+露出補正」で撮りました。
気軽なスナップのつもりだったので、
JPEGで保存しました。
もっと、ちゃんとしたライティングと
RAWで撮ってあげていれば。。
と悔やみました。
葬儀の間、参列者がこの遺影を見ながら
義母の在りし姿を振り返っていました。
そしてこれから先、
この遺影に写った義母の表情が
家族の記憶として長く受け継がれるのだと思います。
一枚の写真が、
長い旅路を終えて歩みを止めた人と
この先も人生を歩み続ける人を
”つなぐ”
人と人をつなぐ、写真のチカラを実感しました。
貴重な遺影を撮影させてもらったことが、
義母へのわずかな恩返しになれば。。
と願っています。
せっかく一眼レフで写真を撮れる
恵まれた環境にいるのですから、
もっと、ご家族を撮りましょう。
リラックスして自宅で会話を楽しみながら、
大切な家族の、この瞬間を収めましょう。
「遺影のために・・」というと不謹慎かもしれませんが、
シャッターを押すことで
「人と人のつながり」を創る
それが、一眼レフに出会った
私たちに課せられた使命なのかもしれません。
さて、しんみりしたお話しになってしまいましたね。
フォトアドバイスでは、今回のような
「写真のチカラ」のエピソードを募集しています。
– 一枚の写真が人と人をつないだ
– 写真のおかげで励まされた、救われた
– 人の気持ちを豊かにする写真に出会った
など、身の回りで「写真のチカラ」を実感した
エピソードを教えていただけませんか?
フォトアドバイス 佐藤孝太郎が心を込めて
エピソードを文章化して紹介させていただきます。
受講生の方とお話ししていると、
「なんのために写真を撮っているのかわからなくなる」
というお話しをうかがうことがあります。
そんな悩みをお持ちの方や、
写真を始めて間もない方が、
「写真を撮る大切さ」
に気づくきっかけになってほしい。
そういう願いを込めています。
今回のエピソードでは「遺影」をテーマとして
”家族を撮る”大切さに気づくきっかけに
なったのではないでしょうか?
日常の些細なことでかまいません。
簡単な文章でかまいません
ぜひ、
「写真のチカラ」に気づいたエピソードを
お送りください。
たくさんのエピソードが集まったら、
ドラマのように映像化してみたいですね。
「写真のチカラ」エピソードを記入して送信する
↓
https://pro.form-mailer.jp/fms/ad3dd4c557634
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全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る