一眼レフ☆ISO感度を上げすぎても大丈夫? | 自宅で本格的に写真を学べる!フォトアドバイスの一眼レフ講座 | デジタル一眼レフ上達講座公式Blog -フォトアドバイス-

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2014.04.02 一眼レフ☆ISO感度を上げすぎても大丈夫?

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

先日、交通科学博物館で長男の写真を撮りました。

館内は結構暗く、ストロボが使えなかったので シグマ17-50mmF2.8EX DC OS HSMを 開放F値の2.8にして撮りました。

撮った写真の中には、ISO感度が 2500~3200と相当上がってしまった ものがかなりあります。

写り具合はそれほどザラザラ感はなく、 まあ許容範囲かとは思うのですが。 (露出補正は+1に固定)

こういう場合、このままの設定で良いのでしょうか。

かといってマニュアルでISO感度を下げると、 暗い写真になってしまう事は確実です。

アドバイスお願いできますか。

【ご回答】

ISO感度が2500~3200に上がったことで 不安を感じられているのですね。

ISOオート設定で撮影されていると思います。

一般的に考えると、ISO2500~3200は 「感度が高め」と思われる数字ですが、 ご自身が『許容範囲』と感じるなら、 そのままで大丈夫です。

ザラザラ感を考慮すると、ISO800くらいに しておいたほうが画質は安定しますが 今回のシチュエーションではブレ写真を 連発する可能性があります。

ご質問の中に

> かといってマニュアルでISO感度を下げると、 > 暗い写真になってしまう事は確実です。

とありますが、プログラムモードや 絞り優先モードでは、ISO感度を下げると 写真の明るさは変わらずにシャッタースピードが 遅くなりますね。

今回のケースではストロボが使えないので ISO感度2500~3200でブレを抑える撮影が 正解だと思います。

少しでも画質を気にされるのなら、RAW形式で保存して RAW現像のノイズ低減を試してみるとよいでしょう。

今回のように、ISOオートは便利なのですが、 意図せずに上がり過ぎることがあります。

常にISO感度の設定値を意識するか、 自分でISOをこまめに設定するようにすれば 明るさからブレリスクを見抜く経験を 積むことができます。

ISO感度を自身で設定する際の注意として、 ISOを上げた後に下げ忘れると 明るい場所なのにザラザラ写真になってしまいます。

大事な習慣として覚えて下さい。

シャッターを押す前に 絞り、シャッタースピード、ISO感度 の3つを見るようにして下さいね。

この習慣に慣れてくると、 「この明るさなら、これくらいの数値だな」 という感覚を養うことができます。

すると、ISO感度を下げ忘れてシャッタースピードが 異常に早い状態になった時でも、 自分ですぐに気がつくことができます。

なんでもかんでもカメラ任せにするのではなく、 カメラに手伝ってもらいながら自分で設定を使いこなす ようになりたいですね。

機械やオートに頼りきらないという意味でも 趣味としての写真がもっと楽しくなります。

最後に、ISO感度の参考値をお伝えします。

明るい、綺麗に撮りたい、三脚がある、ストロボを使用する → ISO100~400

やや暗いができるだけ綺麗に撮りたい、 遠くのものをストロボで撮りたい(夜祭りなど) → ISO800

暗いが手持ちでブラしたくない → ISO600以上

 

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