フォトアドバイスの佐藤です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
中古のカメラやレンズを見ていると、
商品状態の説明で、
グリップ部べたつきあり
ゴムリング部べたつきあり
ゴム部劣化あり
とあります。
これは、使い方が悪かったのか保管の仕方が悪かったのか?
自分の機材が、こうならないようにするには
どう気をつければよいでしょうか?
【ご回答】
大切にしまっておいた古いカメラを取り出すと、
グリップ部分がベタベタして驚くことがあります。
これは、主に加水分解(かすいぶんかい)という
化学変化が原因です。
これは、大気中の水分でゴムの表面が経年劣化する現象です。
触れる事の多いグリップは手の湿気も加わって
1~2年でべたつく場合もあります。
メーカーや機種、保管状況によって加水分解が
進むスピードは違います。
この加水分解を防ぐには、湿度をコントロールできる
電気式の防湿庫で保管するのが最善です。
よりリスクの高いレンズのカビも防げるので、
大切なカメラはできるだけ防湿庫に入れましょう。
東洋リビング、トーリハン、ハクバが
主要メーカーです。
防湿庫は機材の量により様々な大きさがあります。
一般的なカメラユーザーだと、2~3万円くらいの
サイズが良いと思います。
東洋リビング オートクリーンドライ 防湿庫
ED-120CDB ブラック 118L
↓
http://amzn.to/15w0wZi
もしベタついてしまった場合は、
エタノールで表面をゴシゴシこするとベタつきが
とれることがありますが、あまりおすすめできません。
メーカーに交換部品がある機種なら、
劣化したグリップ、レンズのゴムを
メーカー修理で交換してくれます。
数千円程度で新品と同じグリップ感を得られるので、
まずはメーカーに問い合わせましょう。
いいね!して最新記事を受け取る
この記事を友達に教える
全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る