キットズームにエクステンダーをつけると？

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デジタル一眼レフ上達講座公式Blog

2013.08.12　一眼レフ☆ キットズームにエクステンダーをつけると？

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

Canon EOS 7Dを使用しています。

野球、スピードスケートの写真を撮る事ばかりなので
望遠がどうしても必要になります。

EF-S18-200 F3.5-5.6ISを使用していますが、
どうしてももう少しアップで撮りたいので
エクステンダーを取り付ける事を考えています。

エクステンダーは1.4倍と2倍がありますが、
どちらが良いでしょうか？

【ご回答】

まず、エクステンダーとは、
レンズとカメラの間に装着する光学部品で、
手軽にレンズの焦点距離を1.4倍、2.0倍に
伸ばすことができます。

ただし、
開放F値がそれぞれF1.4、F2.0暗くなる
デメリットがあります。

お持ちの EF-S18-200 F3.5-5.6ISレンズには
いわゆるテレコンは使用不可だと思って良いです。

理由として、シャッタースピードとAFの問題があります。

まずシャッタースピードについて、前述の通り
レンズの明るさが1.4倍で半分、2倍では1/4の暗さになるので
スポーツ撮影では使い物にならないと思います。

EOS 7Dなら高感度はある程度粘ると思いますが、
スピードスケートはかなり辛いのではないでしょうか？

次にAFの問題について、

オートフォーカスのセンサーはカタログ上
レンズのF5.6より暗い光を検出できません。

一部の機種でF8対応していますが。。

開放F値がF5.6より暗いレンズにテレコンを付けると、
AFが不安定または作動しなくなる恐れがあります。

例えば、お持ちのレンズにX1.4テレコンを装着すると、
望遠の200mm側がF8になるので難しいですね。

テレコンは開放F値がF2.8またはF4の明るい望遠レンズに
装着することが前提になっています。

解決法として、F2.8またはF4のレンズを
購入されることをおすすめします。

プロも使用する本格的なスポーツ撮影向け
↓
EF300mm F2.8L IS II USM

開放F値 F2.8の便利な望遠ズーム
↓
EF70-200mm F2.8L IS II USM

開放F値 F4のコンパクトな望遠ズーム
↓
EF70-200mm F4L IS USM

お金をかけたくないのであれば、現在のレンズでも、
トリミングでアップの写真を作ることはできますね。

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