一眼レフ☆ 写真表現を向上させる方法 1/2 | 自宅で本格的に写真を学べる!フォトアドバイスの一眼レフ講座 | デジタル一眼レフ上達講座公式Blog -フォトアドバイス-

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2013.07.29 一眼レフ☆ 写真表現を向上させる方法 1/2

フォトアドバイスの佐藤です。

今回は「写真表現」についてお話しします。

写真をある段階まで勉強すると、
「撮影技術」と「表現技術」の
2つの技術があることに気づきます。

「撮影技術」は、
・レンズの選び方
・ピントの合わせ方
・カメラの設定
のように、実際に「写真を撮る」技術です。

この「撮影技術」の知識は
たくさんのカメラ教室や書籍から
手に入れることができます。

今まで知らなかったテクニックを覚えて、
実際に使ってみて、今までと違った写真が撮れた!

写真上達というステップを一つ一つ登る喜びは、
たまらない充実感を与えてくれます。

ところが一方で、
「何を撮ればいいのかわからない・・」
という悩みをいただくことがあります。

これまで一生懸命「撮影技術」を学んできたのに、
「何のために写真を撮っているのかわからなくなった」
と、急に行き詰ってしまうのです。

この症状はかなり重く、最終的には
「写真がつまらなくなった・・」と
写真そのものをやめてしまうことに
つながりかねません。

他にも、
「自分にしか撮れない写真を撮りたい!」
「もっとメッセージ性のある写真を撮りたい!」
と願いながらも、

「自分には超えられない壁」を感じて
どうしたらいいかわからずに
立ち止まってしまう方もいらっしゃいます。

こうしたお悩みの助けになろうと、
フォトアドバイスでは、かなり意識して
「撮影技術」と「表現技術」の両方を
お伝えできるよう心がけています。

だって、
「上手な写真」「綺麗な写真」だけで
終わってしまうのって、
なんだか、もったいなくないですか。

もっと、「自分だけの魅力溢れる写真」を撮って
写真を人生の彩りとして楽しみたいじゃないですか!

ということで、今日&明日の2日間で
「写真表現」の力をつける方法をお伝えします。

何度もお伝えしていますが、いい写真とは
「何を撮りたかったがわかる写真」
でしたよね。

この表現は、敢えていろいろな解釈が
できるようにしています。

人によっては、
・撮影者は何を感じたか?がわかる写真
・撮る人の”まなざし”が感じられる写真
など、感情や価値観に注目するかもしれません。

ここでは少し”ゆるい”表現で、
写真を撮る =「いいな」を伝える
と定義してみましょう。

感動した気持ちを伝える!と書くと
日本人の真面目な気質で構えてしまいますが、
「いいな」とゆる~く定義すると楽になりませんか?

余談ですが、ご当地キャラで世間をにぎわす
”ゆるキャラ”は日本独自の発想だそうです。
この”ゆるい”という表現方法も、
カブキ、ゲイシャにつながる日本人固有の
芸術感覚かもしれませんね(笑)

身近な風景や旅先で
あなたが「いいな」と思ったことを見つけたら、
次に、他の人が見たときにどう思うか?
と考えてみてください。

あなたが「いいな」と思ったものを
他の人が見て「いいな」と感じるかどうかわかりません。
そのギャップをどのように埋めるか、が大事です。

もし「いいな」と感じた対象が、
鮮やかな夕日のように誰が見ても感動する風景だったら
話は早いかもしれませんね。

夕日の美しさを最大限に引き出す「撮影技術」を使ってください。

もし「いいな」と感じた対象が、
田舎道の脇にある、苔むしたお地蔵さんだったらどうでしょう。
他の人が見るとただのお地蔵さんですが、
あなたはそれを見た瞬間、
少年時代に夢中で野山を駆け巡った思い出がよみがえり、
「郷愁」にかられているかもしれません。

この懐かしい感情を人に伝えたい
それにはどうすればいいのでしょうか?

たとえば、主役をお地蔵さんにして、
脇役として子供が遊んでいる様子を配置してみる。
夏の空と雲を背景にして夏休みを連想させる。
など、様々な工夫が思いつくでしょう。

作品のタイトルも「悠久の子守り役」のように、
時間経過と子供を連想させる意図を盛り込むと
面白いと思います。

このように、あなたがふと感じた「いいね」に
他の人が寄り添いやすくする工夫で写真表現は
いかようにも広がります。

次回は「いいね」を感じる力を
身に着ける方法をお伝えしますね。

写真表現を向上させる方法 2/2

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