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フォトアドバイス通信
フォトアドバイスの佐藤です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
RAW撮影で露出やWBを修正するのと
撮影時に露出補正やWBを選んで表現を工夫するのは
どこが違うのでしょうか?
RAW撮影を前提にすれば撮影時には
シャッタースピード、構図、ピントに
専念すればいいのではないでしょうか。
初心者には、RAWで撮影して後で修正する方が
やりやすいように思うのですが?
WB…ホワイトバランス
【ご回答】
まず、露出とWB(ホワイトバランス)は
物理的な意味が違います。
結論から言うと、
露出は撮影時の設定とRAW現像の処理を
同じにすることはできませn。
一方で、
WBは撮影時の設定とRAW現像の処理を
ほぼ同じにすることができます。
したがって、RAW撮影では
WB設定の煩わしさから解放されますが、
露出は撮影時に合わせる必要があります。
まずWBから
WBはカメラ内部の画像エンジンが処理します。
パソコンで後からWBを変更しても、
ほぼ同じ処理が行われるので劣化はありません。
ですので、これはRAWの大きな有利な部分です。
見たとおりの色が出ない・・
というWBで悩む方が多いので
初心者の悩みを柔らげてくれますね。
一方、露出です
露出は露出補正含め、光の量を感じて
感光する物理的なものです。
たとえRAWでも、後から露出を変更すると
画質が劣化します。
調整の加減によりますが、黒く潰れた箇所を
無理矢理持ち上げると劣化が目立ちます。
なので、露出は最初から正しい露出
(露出補正)で撮るのがベストです。
以下、RAWとJPEGの違いをお話しします。
RAWは14ビットで記録できます(JPEGは8ビット)。
カメラの性能を引き出せる高い画質で、
レタッチにも向いていますね。
RAWのデメリットについて、
データー量が大きいので、同じメディア容量(SD)で
撮れる枚数が少なくなります。
パソコンのハードディスク容量もすぐに不足します。
また連写も不利です。
カメラの性能にもよりますが、RAWで連写すると
連続撮影枚数が極端に低下します。
JPEGは撮ったらすぐ画像データとして扱えますが、
RAWはRAW現像という処理をしなければ
画像にはなりません。
これは、撮影したカメラや付属のソフトを入れた
パソコンではRAWデータは見れますが
他のカメラやパソコンでは見る事も開く事も出来ません。
RAW現像→JPEGやTIFFに変換しないと何にも使えません。
RAWとJPEGの使い分けをしっかり考えておきましょう。
失敗したくないシーンでは
メディアとパソコンハードディスクを大きめにして
RAW+JPEG(L)で撮影しておくのが、1番おすすめです。
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全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る