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日本一早起きの写真上達メルマガ
フォトアドバイス通信
フォトアドバイスの佐藤です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
風景写真を好んでいます。
奥までピントを効かして撮っているつもりが、映ってくれません。
三脚はしっかり立てる、レリーズの使用、ミラーアップ、手ブレ、
被写体ブレに注意し、デジタルカメラだから絞りすぎないように
友の助言からF16以上は避けよ、とかを頭におきながらシャッタ―を
切っています。もしかしたら、ピント位置が問題かも知れません。
基本的なところを今一度確認したいので、ご教示ください。
【ご回答】
風景なら無限遠のピント位置ですので
ピンボケになりにくいはずですよね。
三脚もしっかりしたもので
レリーズも使用しているのに!
という事ですね。
注意点がいくつかありますが、
まず三脚使用時は手振れ補正をOFFにしていますか?
手振れと三脚の揺れは異なる揺れなので
必ずOFFにしないといけません。
シャープに撮りたい時はF8がおすすめです。
風景などシャープに撮りたい場合は
F8~F11くらいが良いです。
ピシット、シャープに撮れます。
ご友人が指摘する回析現象について、
絞り過ぎると逆にピントが甘くなってしまう回析現象
(小絞りボケとも言います)というものがあります。
フィルム時代からあったのですが、ルーペでネガを
確認くらいでは気にはならないものでした。
絞りこんで小さくなった絞り羽根の間を通る光が
回折して、本来シャープな光が少しボケてしまう現象です。
だいたいF8過ぎあたりから回析現象が始まる傾向にある様です。
レンズによって現れ方は異なりますが、目安はこのあたりです。
個々のレンズの回析現象は、ご自身で検証するのがベストです。
実際に絞りを変えて撮影して、結果を自分の眼で確認します。
その上で「このレンズはココまで絞れるな」と判断して下さい。
狙ったところにピントをバッチリ合わせたければ、
ライブビューを使ってモニターでピント合わせを
すると良いでしょう。
ライブビューに切り替えて、モニターを見ながら拡大して
モニターでピント合わせをして撮影してみて下さい。
もちろんオートフォーカスではなく、マニュアルフォーカスです。
ライブビューでのモニター画像は、
映像センサーに合焦するそのままの絵なので最も正確です。
まず、これで撮ってピントを確認して下さい。
次にピントは動かさず、このままファインダーを覗いて
ファインダーでもピントが合っているか確認して下さい。
もし、
ライブビュー+マニュアルフォーカスと
ファインダー+オートフォーカスの結果が違うなら、
カメラとレンズのメーカー点検が必要かもしれません。
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