一眼レフ☆ 記録方式 RAW+JPGのススメ(続き) | 自宅で本格的に写真を学べる!フォトアドバイスの一眼レフ講座 | デジタル一眼レフ上達講座公式Blog -フォトアドバイス-

デジタル一眼レフ無料メール講座
facebooktwitter

デジタル一眼レフ上達講座公式Blog

2013.04.21 一眼レフ☆ 記録方式 RAW+JPGのススメ(続き)

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。


前回の、

「記録方式はJPGのみとRAW+JPGのどちらがよい?」

の続きをお伝えします。


RAW保存していれば後でJPEGに変換できるので
RAWのみ、又はRAW+JPEG(S)で撮られてる方が
多いかとは思います。

実際、知人のプロカメラマンでもRAWのみで
撮影している人もいます。。

ではなぜ、RAW+JPEG(L)を勧めるのか?


JPGはファイルサイズが小さく保存コストがかかりません。
最近の高画素機でのJPEG(L)でも、JPEGはファイルサイズが
数百枚撮ってもDVD-R1枚(約4GB、30円くらい/1枚)に
焼く事で保存が完了します。

この、「保存コストがほとんどかからない」という割に、
次の重要なメリットを得ることができます。


・バックアップ効果

RAWとは、その撮影したカメラ特有のデータ
(画像データではまだ無い)です。
同じメーカー同士でも機種が変われば、
全く違うデータとして保存されます。

対応されたソフト(純正、社外品含め)でないと、
RAW現像はおろか見る事もできません。

よくメーカーの新製品発表会で
その新製品のRAWデータを持ち帰っても、
まだソフトが対応していないので
開く事ができないという事はよくあります。

つまり、RAWは互換性が全く無いデータといえます。

互換性が全く無いので、そのままでは
外注の写真プリントもできません。

RAW現像して、JPEGかTIFFに変換して
初めて共通画像データになるのです。

JPEGは世界共通の画像データですので、
そのままどのパソコンやフォトフレーム等でも
鑑賞できます。

RAWのみ保存していて、
万が一、何かエラーで対応されたソフトでも開かなかったら
(中村カメラマンも過去に実際あったそうです)
もうその写真は見る事すら出来ません。

「JPEGが同時記録されていれば!」
そう後悔するのは嫌ですよね。

JPGで保存していれば、万が一JPGデータに異常が発生して
普段使っているソフトで開けなくても、
他のソフトを使うことでファイルを可能性があります。

写真の本質として、50年後に開くなんて事もありえますよね。

JPEG(L)で記録されていれば、画質的にも安心なので、
かなりリスク回避する事ができます。

以上お話ししたように、
RAW+JPGを勧める理由の一つはバックアップです。
Lと言っているのは、「画質」のバックアップを考慮しています。



・時間短縮

パソコンでRAW→JPEGの一括変換した事はありますか?
処理の量にもよりますが(数十枚なら問題ないですが)
まとまった数のRAW→JPEGの一括変換をすると
嫌になるくらい時間がかかります。

固まったパソコンを前にして、
「はじめから同時記録しておけば・・・」
と後悔しても遅いですよね。


以上、
RAW+JPG(L)保存をお勧めする理由をお話ししました。


もちろん

メディアが足りなくなるから同時記録はしない、
またはRAW+JPEG(S)で撮るというのも
個人、カメラマンの選択の自由です。

いいね!して最新記事を受け取る

この記事を友達に教える

全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る

facebook
ページTOPへ