一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
編集に関して次の様な項目があります。
複数の項目を同時に調整する事になると思っています。
定義?調整基準?調整結果?等について教えて下さい。
①明るさ
②コントラスト
③シャドウ
④ハイライト
⑤ヒストグラム
⑥色の調整・色温度・色合い・彩度
⑦シャープネス
⑧その他
【ご回答】
最初に、
撮影した写真に問題ない、
または始めからちゃんと撮れてるのなら
調整はなるべくしない方が良いと思います。
あくまでも調整ですので、やり過ぎると
自然な写真からかけ離れてしまいます。
自然な写真を心がけて操作する事をおすすめします。
また画像編集は言葉で説明が難しいので、
ここでは用語の解説にとどめておきますね。
①明るさ
これは明るさ調整。
明るくするか、暗くするかの調整です。
目安として1絞り以上の調整は画像が壊れてきます。
②コントラスト
メリハリのあるカッチリしたものが
コントラストの高い写真。
逆にしっとりとしたものが
コントラストの低い写真
そうした調整です。
コントラストをあまり高くすると
クッキリはしますが、白は飛び、黒は潰れます。
③シャドウ
シャドウ、影ですね。
暗い部分の調整です。
暗い部分の出方を調整できます。
④ハイライト
これは明るい側。
白い部分や空など、明るい場所の調整用です。
⑤ヒストグラム
山なりのグラフが表示されてるのが分ります?
それがヒストグラム
露出の目安になるグラフです。
向かって右寄りだと、明るい写真
左寄りだと、暗い写真
という事になります。
真ん中がベストという事ではありませんが
綺麗なグラフだと良い露出という事になります。
ただ、背景の色やいろいろ条件で変化するので
これで判断出来る様になるのは、沢山撮ってみて
比較してご自身の基準値の経験値を上げるしか無いです。
⑥色の調整・色温度・色合い・彩度
色に関わる項目です。
色温度は
晴天、曇り、電球下
など光の色が違う環境で撮る場合の設定、調整です。
いわゆるWBホワイトバランスです。
色合いは
光の三原色 RGB、レッド、グリーン、ブルー
色の三原色 CMY、シアン、マゼンダ、イエロー
それぞれ順番が補色関係にあります。
それの調整。
彩度は
コントラストとも関係してきます。
使用する場合と、しない場合があります。
⑦シャープネス
輪郭、エッジの調整です。
ピントが甘い場合,輪郭をハッキリさせる事で改善できます。
注意点として、
ザラザラ粒子の輪郭もハッキリしてくるので
やりすぎるとザラザラが目立ちます。
ピントも修復できるものでは無いのでホドホドに!
⑧その他
その他ですね。
編集結果を保存しなければ、画像は劣化しないので
ご自身で色々といじってみて下さいね。
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